Iターンネットワーク

新・信州人倶楽部

▲▲▲ 信州の情報をどのように集めたらいいか ▲▲▲

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 Iターンなどで信州に移り住むことを考える人にとって、情報をどのように
集めたらいいのかなかなか分からないと思います。

リンクのページから情報を探すことができますが、
そこには無いものを掲載していきます。


1. 長野県の新聞を定期購読する

2. 就農したい方へ 最終更新:2003.8.4

3. 住む場所は? 最終更新:2005.2.28

4. 仕事について

5. Iターン相談室 最終更新:2004.2.2

6. 行政・社会基盤などの品質 最終更新:2003.10.6

7. 住民の意識


長野県の新聞を定期購読する

 まず、第一にやることは信州の新聞を定期購読することです。全国紙の情報はそれほど充実していないので、「信濃毎日新聞」という124年の歴史のある新聞がいいと思います。信州では一番読まれていて、読むだけで心はもう信州といった感じがするかもしれません。東京都区内では郵送料がかからずに購読できますので信濃毎日新聞の広告から抜粋して次に掲載します。(1997年12月15日掲載)

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■東京23区内にお住まいの方

1. 朝刊はその日の夕方配達します。

2. 購読料(税込み、郵送料不要)

 朝刊のみの場合は3,007円

 朝・夕刊セットは3,925円


■県外地域にお住まいの方

1. 朝刊はその日の夕方配達します。

 朝・夕刊セットの場合の夕刊は翌日の朝刊と合わせて郵送します。

2. 購読料(税込み、郵送料込み)

 朝刊のみの場合は3,007円+1,550円(郵送料)の4,557円

 朝・夕刊セットは3,925円+1,700円(郵送料)の5,625円

■新宿駅・東京駅でもその日の信濃毎日新聞が購入できます。

新宿駅中央線特急ホーム(5、6番)、東京駅新幹線ホーム(20、21番)のキヨスクで販売しています。

・1部110円で朝8時30分ごろから販売(日曜・祝祭日は11時頃から)


■申込み

 専用フリーダイヤル0120-81-4341までどうぞ。


 ※大阪方面の方は026-236-3223へ申し込んでください。(2000年6月8日掲載)

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最近、信濃毎日新聞のホームページで申し込みを含めた情報提供を始めました。そのページを参照してください。(2001年2月26日掲載)


就農したい方へ

 これからIターンをする人の中には、自然の中で働く農業を志す人もいると思いますが農業に必要な具体的な体験や勉強といってもなかなか難しい面があるかもしれません。また土地を貸りる際、あるいは融資を受けるときの問題もあるようです。少しずつですが情報を掲載していきます。

■新規就農里親支援事業 (2003年8月4日)        

県農政部が本年度から県内Iターン者を対象に新規就農する人を増やすため農家が約2年間にわたって新規就農者とペアを組み、技術や販売ノウハウを指導し、独立を手助けする制度をはじめました。

里親は、独立時に借りることが可能な遊休農地を探す手伝いもします。Iターン者は里親宅に住み込むか近くから通うことになります。賃金は里親との話し合いで決定され、県から里親には付き5万円の謝金が支払われます。

1回目の里親応募の締切は5/15で、5月下旬に里親の適正を判断する登録会議を農政部職員や学識経験者らをメンバーにして発足、最初の里親を決定します。

以上5月10日の信濃毎日新聞の記事でしたが、最近確認したところ具体的に動いていますので紹介します。

長野県農政部のHPのhttp://www.pref.nagano.jp/nousei/nougi/ninaite/satooya/satosyokai.htmから情報が得られます。

また「新規就農情報コーナー」には様々な有益な情報が揃っていますので、こちらもご覧ください。

■長野県上伊那農業改良普及センター (2001年4月11日)        

上伊那郡内での就農情報や、就農支援制度に関する情報が入手できます。

長野県伊那市伊那 3794伊那合同庁舎内 
電話0265−76−6842
http://www.janis.or.jp/users/kin.aec/

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新規就農ガイドセンター長野県(2001年1月20日掲載)

 ・長野県で農業を始めるための第一歩
 ・教育・研修機関
 ・長野県の農家をたずねる
 ・新規就農支援制度

などの情報を提供しています。

※新規就農ガイドセンター長野県の具体的窓口は下記となっています。(2001年4月11日掲載)
長野県農業会議
相談窓口(新規就農ガイドセンター)
連 絡 先
TEL026-234-6871 FAX026-235-2454
http://www.janis.or.jp/users/noukaigi/


また、八ヶ岳実践農業校では、就農準備校が開催されています。
(詳しくは新規就農ガイドセンターへ問い合わせ下さい)


住む場所は?

 長野県は南北に長く山間部も多いことから、いざ住んでみると都会でイメージしていたものとは違うこともあります。一番の関心事は冬の寒さと降雪量だと思います。北へ行くほど(新潟県境に近づくほど)降雪量は増えますが、気温が低いというものではありません。長野市よりも松本市や上田・佐久地域の方が寒く、氷点下15度くらいは覚悟しなければなりません。また南の飯田地方でも結構寒く、氷点下10度くらいにはなります。

 最近の住宅は断熱がよくなりましたが、ちょっと昔の住宅では室内でも氷が張る、ということも珍しくありません。花瓶の水や花が凍った、風呂場のシャンプーが凍ったなど身近に聞くことがあります。長野県内何処でも寒さは尋常ではない、ということを念頭に探すことでしょう。

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■飯田市が「結い(UI)ターン」プロジェクト始動

 飯田市は2月6日、子育て世代に市内に住んでもらうため、情報提供や総文に当たる専門窓口を4月から設置することを明らかにしました。少子高齢化から来る人口減少時代を迎えるのに合わせた取り組みです。

 設置する人材誘導を担当する窓口を「結い(UI)ターンキャリアデザイン室」と名付け、移住者のとい合わせへの対応や飯田の案内、飯田に定着できるまでの計画策定を手助けするといいます。

 子育て世代の環境、産科・婦人科医療・保育園、救急医療など、地域のサポートと並び、企業の子育て支援も巻き込んでの取り組みであればいいのですが、「いざ来てみたら、いろいろあって…」というのでは困ります。行政の独り歩きということが多いので、その辺りが少し心配です。

2006年2月28日掲載

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■空き家を貸す取り組み/坂北村

 坂北村商工会は、村内の空き家を都会の人に、田舎暮らしの場として貸す「リゾート田舎モデル事業」を起こし、全国の都会から参加者を募集しています。現在民家10件のめどが立ち、滞在は1カ月原則として家賃などは契約時に決めるとしています。問い合わせは坂北村商工会、電話0263-66-2444です。信濃毎日新聞タウン情報2004年8月13日の情報です。

2004年8月20日掲載

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■砂嵐が吹き荒れる畑

 住んで見ないと分からないことが多いのですが、風の強い日に畑の土がもうもうと舞い上がる様は尋常ではなく、サッシの窓の中にも土が進入するといいます。長芋が特産の山形村は火山灰の土壌のため、細かい粒子が簡単に舞い上がってしまいます。

 今年の春は乾燥しているため例年より多いようで、3/17、19、21と一日おきに空が茶色く暗くなり、まるで砂嵐のようでした。外にいると鼻の中が真っ黒、車はライトをつけて走行、車体にはピチピチピチという粒子の当たる音、という地元の人もうんざりの名物?です。この土ぼこりは隣の波田町や朝日村も巻き込み、この週は松本市まで茶色の空が襲っていきました。

 田舎だから畑の多いのは当たり前、でも水田ならいいのですが雑草を生やさない現在の畑の土は簡単に舞い上がります。長芋、西瓜、レタス畑が延々と続く農地は、まるで砂漠の中の野菜栽培工場のようです。Iターンする人は回りの畑のことにも注意しましょう。

2002年3月25日掲載

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信濃毎日新聞不動産情報

 長野県の不動産情報が地域別に検索できます。

2002年3月19日掲載

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ミサワホーム全国不動産情報(MRD)

 全国の不動産情報が地域別に検索できます。

2001年8月24日掲載

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■松本商工会議所では十数件の不動産業者紹介をしていますので、こちらから訪ねてください。

2001年6月8日掲載


仕事情報ネット

しごと情報ネット」という官民の連携による全国の求人情報の検索システムが、2001年8月8日にオープンしました。全国の公共職業安定所や人材紹介会社などが情報を提供し、日経連や人材紹介団体も支援するなど今後の雇用のセイフティーネットとして注目されています。(2001年8月17日掲載)

Iターン相談室

 長野県では信州へのIターン者のための就職相談室を、東京、名古屋、大阪に設けています。職安の情報がメインですが、信州での仕事を探している方は一度訪れてみるのもいいでしょう。(2001年4月4日掲載)
 大阪、名古屋の事務所が閉鎖されたと言うことで削除しました。また東京事務所の場所が変わっていたので直しました。(2004年2月2日掲載)
 飯山市が独自の東京事務所を持っていて、「故郷庵いいやま」という施設では、飯山の野菜やお米など購入できるようになっています。田舎の雰囲気でくつろいでみてはどうでしょう。(2004年2月2日掲載)

長野県東京事務所内 リンク

飯山市東京事務所 リンク
〒102-0093
千代田区平河町2−6−3
 都道府県会館12階
〒162-0821
新宿区津久戸町3-20イサミビル1階
電話 03-5212-9055 電話 03-3260-9270



行政・社会基盤などの品質について

 少し言葉は堅いのですが、市民生活や社会基盤の問題、そして行政の行う“こと”の品質について考えてみます。これからIターンする人の参考になるかも知れません。(中澤 滋)

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消火栓の点検放水拒否/松本、豊科(2003年9月26日中日新聞記事およびコメント)

 松本広域消防局が今夏、消火栓の水が実際に出るかを調べる緊急点検を館内19市町村を対象に計画しましたが、松本、豊科の2市町村が「消火栓を開くと管内部のさびで水道水が濁り、住民から苦情が出る」などとして同意しなかったため、2市町だけ目視点検にとどまっていたことが25日分かりました。
 常民からの苦情に配慮、と言うより自分たちが悪者になりたくないだけのような両市町の対応ですが、目視検査だけで災害時にその消火栓が機能するかどうかの検証になっているとでも思っているのでしょうか。全くあきれかえるばかりです。
 そもそもこの緊急点検は、長野市で先月あった、1人が焼死する火災で消火栓が水圧不十分のために機能しなかったことを受けての措置なのに、安全ということをいったいどのように考えているのでしょうか。事なかれ主義が見え隠れする両市町の対応だと思います。
 このニュースは信濃毎日新聞では配信されませんでした。

奈川村長が行財政改革案(2003年9月18日信濃毎日新聞記事およびコメント)

 南安曇郡奈川村の勝山吉一村長は17日開会の9月村議会で、村4役の供与を20〜30%引き下げるなど、自立を模索するための行財政改革方針を明らかにしました。その上で、「財政事情が予想以上に悪化した場合は、議員のボランティアかも検討課題になる」との考えを示しました。
 村は、松本市など5市町村による任意合併協議会に参加する一方、村長が合併しない方針を掲げていました。村長は「自立には人件費削減、補助金見直し、水道料料金引き上げといった痛みが必要」と説明しています。
 具体的にどうしたら自立できるのか、あるいはこうだから合併が必要だ、と言った確かな議論がなかなか具体的にでてこないこともあり、何となく社会(自民党政府)の要請のような気がしますが、今の国が国民につけを回し続けてきた根本原因である行政改革に、“村”と言う単位で見えやすく村民にその是非を問う、というのはとてもいいことだと思います。現在の国の役人を半数に減らせば消費税も要らないというように考えますが、相変わらず不正をも省みず、利権に群がる議員・役人のなんと多いことか。

刑務官4人が暴行/上田(2003年9月6日中日新聞記事およびコメント)

 長野刑務所上田拘置所支所の刑務官4人が、受刑者に暴行したり犬扱いにしたりしていたことが分かり、法務省は5日、当時の看守部長や主任看守ら4人を減給、戒告の懲戒処分などにするとともに、監督責任を怠ったとして、長野刑務所長ら幹部3人を注意、訓告等の処分にしました。
 同刑務所によると、看守部長はは昨年10月から今年1月にかけ、日常的に受刑者の肩や背中をたたいたり、尻をひざ蹴りしたと言います。また、主任看守らは受刑者の背中に「私はバカです」と書いた紙を貼ったほか、受刑者を入室させる際、犬を扱うように「ハウス」と号令をかけるなどしたものです。
 おそらく看守部長の振る舞いに、ご機嫌取りをした主任看守らの行動ですが、このような社会がまだまだ刑務所内ではあるのです。無抵抗な弱いものに対する差別は、人の人格そのものが現れますが、このような人格も長野県が生み出したものかもしれません。
 都会では全く気にならなかった部落差別についても、長野県に来てからは公民館で部落差別をしないための映画鑑賞会などが行われているのにビックリしたものです。それだけ弱いもの、よそ者に対する差別があるのかもしれません。
 また、今回気になったのは長野県のこのような情報をなぜ信濃毎日新聞が報道しないのか、と言うことです。長野県の恥になることは言いたくないのか、どこからかの圧力に屈しているのか分かりませんが、中日新聞で掲載されるのであれば当然信濃毎日新聞も、と思うのが長野県人ですが…。

清内路村議会、百条委設置(2003年9月5日中日新聞記事)

 清内路村の下水処理施設「下清内路浄化センター」建設に絡み、村幹部職員が昨年4月、村には無断で住民に支払った家屋の移転協力費200万円を、全く関係のない除雪委託費から不正に捻出して流用していた問題で、清内路村議会は百条委員会を設置し問題の解明に乗り出すことにしました。

大岡村選管6人、公用車で慰安旅行(2003年8月8日信濃毎日新聞記事およびコメント)

 更級郡大岡村の選挙管理委員会の6人が、7月下旬、県内の研修先からそのまま公用車を使って新潟県寺泊町へ慰安のための旅行に出かけ、海沿いのリゾートホテルで1泊していたことが7日分かりました。

 村に提出した出張命令伺書・旅費支出命令書の要務欄には「県選管夏期政治講座・研修会」と記載したが、戸隠村以外の日程で研修はしておらず、単なる慰安旅行であることが判明しました。しかも同選管の久保田書記長は当初、「寺泊に行く前に新発田市の選管事務局を訪れ、関係資料をもらって話を聞いた」と「研修」を強調、小林委員長も「新発田市に行った」と話していたといいます。しかし新発田市選管によると、30日に視察に来た市町村はなく、時間的にも新発田市を回るのが難しい点を指摘されると、同委員長は「行っていなかった」とウソを認めた、というものです。

 雪印事件などで我が国の企業に巣くっている病巣が明らかになりましたが、そんな企業、そしてさらに問題視される政治家を作っている国民性、というものが今回の事件でもうかがえます。田舎の議員(いわゆる立派な人)というのは、賄賂や便宜を図ることで発言権を増してきた顔役なのです。そんな彼らの悪行は古い体質の企業、そして今も変わらない政治家、と同じ「ウソで固めてばれなければいい」という図式が見て取れます。

 サービス業、ということを理解しようとしない官僚の悪い部分だけをまねて自己の利益を得ようという、まるでハイエナのような連中が日本の税金を無駄遣いしているようです。今回は大岡村の事件でしたが、こんなことは到るところで行われているのだと思います。

 私の村でも選挙、となると大騒ぎで、以前は“爆弾”という、まとまった金が票取りにばらまかれることがありました。そんなことをする議員は、ようは「名誉職」を得たいだけなのですが…。

 田舎に来るとこんなくだらないことで怒ったりすることもあり、程度の低さをまざまざ感じることになります。


スマイルこどもクリニック松本院オープン、でも信毎の報道なし(2003年7月21日中日新聞記事およびコメント)

 全国的に小児科医不足や夜間小児科救急医療体制の不備が問題化していますが、21日、長野県松本市に年中無休・24時間体制の小児診療所「スマイルこどもクリニック松本院」(連絡先0263-38-6088)が開院しました。これは2001年に横浜市戸塚区に開院した同クリニックの第2番目の診療所です。加藤院長は「子供は早めに処置すれば劇的に回復するケースも多く、松本院ではどんな時間でも患者さんをすぐに処置できるようにしたい」と話しています。

 小児科は大変な職業の割には儲からないと、医師のなり手がいなかったり、また病院も小児救急患者を敬遠することがあるようです。担当医がいないため病院をたらい回しにされ、死亡する例もあることから、特に夜間、休日の診療所は子供を持つ市民にはありがたいものです。

 ところがこのような読者の求める記事が、手元の朝刊3紙で扱いが異なっていました。長野県で圧倒的な発行部数を誇り、「長野県情報は信毎」と自負している信濃毎日新聞にはなぜか掲載されませんでした。もちろんローカルな紙面が少ない日本経済新聞にも無しです。しかし中日新聞にはかなり大きなスペースで写真も入り、読者の関心を促す扱いをしていたのです。

 そういえば信濃毎日新聞の記事は、客観的な検証やデータの記述が他紙に比べて弱いなど、シェアに驕れる企業が取材に手を抜いて記事にまとめ上げているような、そんな官僚的な体質が見え隠れします。


どこへ行く?平谷村(2003年7月20日中日新聞記事にコメント)

 今年5月、全国で初めて中学生以上の村民に市町村合併の是非を問う住民投票を実施し、「合併する」が7割以上を占めた平谷村が、合併できないでいます。当初村が第一候補としていた飯田市二は「飛び地合併は難しいのでは」といわれ、隣接する4村は「過疎の村同士となる平谷村との合併は考えていない」などつれない返事のようです。

 他の市町村との合併の根回しをせずに住民投票を行ったことに対し、多くの批判があるようですが、塚田村長は「他の自治体の住民投票とは意味が違う。私は村民の意見を聞いて、村の方向付けをするために実施した」と反論しています。確かに村長の言葉には一理あります。利益を追い求める合併のために周到な準備をし、それが整ったら「あとは住民に理解してもらう」的な行政が多い中、村民の民意を確かめてから行動するという、政治の基本姿勢は評価できると思います。

 合併問題を各市町村の損得問題で捉えているため、「合併すると村から議員が出なくなる」などの意見があったり、地元の利益優先しか頭に無い人が多くいます。田中康夫知事を選択しても、県議会には地元から田中康夫の反対勢力が選出されるねじれ現象は、長野県民の地元利益優先体質が露呈したものです。つまり建前では良いことをいっても本音は別、という土着の人の封建的な部分が多いということでもあります。

 市街地ではさばけた人も多いのですが、山間の集落では新住民は苦労することがありますのでそれなりの覚悟が必要です。


転入者も生活なじんで/山形村小坂地区が「区の本」(2003年7月18日信濃毎日新聞記事にコメント)

 山形村の小坂区の役員会はこのほど、集会施設の清掃当番など区の約束事から消火栓や防水水槽の位置まで、様々な情報をまとめた「区の本」を作り、加入世帯に配布しました。住民に地域をより理解してもらう狙いで、新たに移り住んできた人達にも、すぐ生活になじめるようにまとめたというものです。

 同地区では70年代半ば頃から村外からの住民が増え、現在414世帯1,573人の住民のうち4割は村外からの転入者だといい、自治会未加入者は約1割いるようです。「自治会に参加しようという気持ちを持ってもらうためには、新しく転入する人達を気持ちよく受け入れる自治体側の姿勢も大切」との区長の話は公正な感じがして好ましいものです。

 地区に入るときには、なにがしの負担金を求められることも多く、場所によっては10万円以上の出費を強要させられたりと、区の情報開示は新住民にとっては欠かせません。小坂区のような自治会が新聞にニュースとして載ることは、まだまだ他の地区では説明不足なのでしょう。

 私の場合などは、説明を求めてもきちんと対応してくれない、いい加減な持ち回り制の区長でしたが…。


インド舞踏団に接触避けて(2003年6月8日信濃毎日新聞記事にコメント)

 長野市教育委員会が5月下旬、インドの舞踏団の訪問交流を予定していたしない4小中学校に対し「団員と接触してはいけない』「食事を一緒にしてはいけない」などと指示していたことが7日、分かりました。

 市教委では「SARSの感染の心配がある」との理由から行ったもので、舞台と客席を離すことや教室で交流することを禁じるものでした。

 インドでは過去SARSに感染した患者はいずれも回復していて、5月中WHO発表の感染地域には一度も入っていない国です。インド大使館では5日、鷲沢正一市長宛に文書を送り同市教委の過剰反応に釘を差しています。インドは外務省の渡航の是非検討地域にも入っていないことから、舞踏団およびインドの気持ちを無視した行政の保身行動だとの意見も聞かれます。国際交流とは名ばかりの長野市の不始末ですが、長野県内にはこのような保守的で、客観的事実に基づかない行政感覚が根強く残っているようです。


村営住宅預り金を「官官接待」に流用/大岡村(2003年6月6日信濃毎日新聞記事にコメント)

 更級郡大岡村で94から96年度、村営住宅の敷金などを預かり、使うことができない「歳入歳出外現金会計」から公共事業の陳情経費などが流用され、契約150万円の不足が生じていることが5日、分かりました。一部は国会議員の接待費や県職員への土産代などに充てられていたといいます。

 6月26日の信濃毎日新聞ではさらに詳細のレポートがありました。
 穴埋めを迫られた大岡村では当時の村長らと一般会計による折半で補填する案が浮上したが、税関を使っての補填が問題になり、結局は前村長らが全額寄付しました。問題発覚から補填まで議会の追求はほとんどなく、村は昨年9月に監査報告が出た段階で、事情を全員協議会で説明したものの、複数の議員が「表に出さない方がいい」と発言したといいます。村は議員に配った報告書を回収、双方で事実を村民に伏せてしまいました。問題が表面化したあとの6月村会でも村に詳しい説明を求めた議員は1人だけだったといいますから、同村議会の閉鎖的・封建的な様子が分かります。

 問題の金で接待を受けたり、ビール券などを受け取ったとされる県も「村と県は自治体として対等。助言できても調査権限はない」(長野地方事務所総務課)とし、内部調査を含む実体解明は「検討中」としています。県職員が実際に受けた事実関係は、何も大岡村に遠慮することもないのですが、デメリット情報を出さない役人気質そのものです。

 しかも大平嘉久雄現村長は「今後も住民に説明するつもりはない」と、住民無視の偉ぶった態度で、人をバカにしているとしか思えません。このような村長や議員を選んだ村民も村民だと思います。未だに議員は名誉職、という意識が多い長野県で、区長の次は議員、というのがおきまりのコースのようです。まだまだ長野県にはこんな自治体が多いようです。


ハクビシン非公開に/松本市(2003年5月29日信濃毎日新聞記事にコメント)

 世界保健機関が新型肺炎ウイルスと非常に近いコロナウイルスを中国や香港の野生のハクビシンとタヌキから検出した、と発表したことから、長野県内の動物園ではハクビシンの一般公開を見合わせるところが出てきました。

 松本市アルプス公園にある市営の動物園では、昨年秋に松本市内で保護され飼育、公開してきたハクビシン2匹を27日からおりの奥の小部屋に隔離しました。同市公園緑地課では「不安が広がるといけないので、はっきりしたことが分かるまで隔離する」としています。また長野市の茶臼山動物園も28日から2匹の公開を見合わせています。同園も「国内産で全く関係ないと思うが、来園者の不安を取り除くために公開中止を決めた」としています。

 一方、2匹を飼育している飯田市立動物園と3匹を飼育している小諸市動物園では今まで通り公開を続けていて、小諸市動物園では「3匹とも新型肺炎が発生する前の10年ほど前から飼育を続けており、安全と判断した。むしろ隔離することの方が安全が確認されていないという不安を招くことになるのでは」と話しています。

 何かあったときの自分の責任問題ばかり考える、そんな役人マインドの動物園を持つ松本、長野両市では他の行政品質や顧客満足度も低いのかも知れません。


スズメおどしの件/波田町(2001年8月24日掲載)

 今日8月24日のことですが、午後3時すぎくらいからスズメおどし(圧縮空気を使い鳥を脅すため、ライフルのようなバン、バンとする大きな音を立てるものです)がひどくて弱っています。

 梓川の対岸にある東筑摩郡波田町の農家のスズメおどしが2、30秒に一回行い、とてもうるさくて役場に電話をしたのですが改善されず、とうとう警察から役場に連絡を入れてもらう羽目になりました。しかし警察の話では担当の林務課の中沢という職員がいい返事をしない、ということで改善の期待はできないようだ、との話。

 農家は自分の稼ぎのために行っていることなのに、何で周りの人が迷惑を我慢しないといけないのだろう。今日みたいに、こんなにひんぱんにドーン、ドーンとやっているところはいままでに経験したことがなく、警察にも電話したのですが何にもよくなりません。

 夜勤で昼間寝ている人もいるのに、この騒音公害はいったいどうしたらいいのでしょう。自分勝手の農家に対し行政が(波田町役場)がなんにもできない、と言うのはその土地の閉鎖性を如実に表しているようです。Iターンする人は要注意です。

 そういえば波田町の農家は、日曜日の朝4時位からリンゴばたけの農薬を撒く人がいてとてもうるさいのです。このことも2年ほど間へ役場にクレームをしたのですが「農家はそんなもんですよ」という、人の迷惑を全く考えようともしない担当者の言葉にがっくりしたことがありました。


住民の意識

 長野県は北から南へととても大きな県で、120もの市町村があります。実際住んでみないと分からない点は多いのですが、こちらに移り住んだ人からの少し偏見かも知れない意見・情報を提供していきます。

長野県知事選挙/2000(2001年4月8日掲載)

 2000年10月に行われた長野県知事選挙では、今までにない盛り上がりの結果、田中康夫氏が知事になりました。池田典隆候補との対決選挙の様相を呈しましたが、選挙後には池田候補を支持する県土木部の選挙違反から検挙者が出るなど、今までの長野県の選挙のあり方(多くの市町村長選挙でも似たようなことがあると思っていますが…)が問われました。この選挙結果を各市町村別に見てみると、なにやら興味深い結果にも思われことからデータを掲載します。


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新・信州人倶楽部事務局(中澤)
長野県松本市梓川梓3072-12
TEL:0263-50-6315/FAX:0263-50-6512
メールは
こちら


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