Iターンネットワーク

新・信州人倶楽部

▲▲▲ 例会のようす ▲▲▲



第17回例会(忘年会)

●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●●

12月16日(土)の例会では、忘年会として楽しい時間を過ごしました。

 去る12月16日、毎年恒例の年納めの会を穂高町の家庭料理屋「ダンケ」で行いました。いつもは、手造りの飲み会のようなことが多かったと思いますが、今回は趣向を変えてたまには普通のお店で、ということで決まったことです。

 運営にあたって、折角の集まりなのだから単なる懇親会に終わらせず、何かテーマを持ったものにしたいと関係者で話し合いました。その結果、当日は主に次のような件につき約30分ずつ、フリートーキングの形式で活発な話し合いが持たれました。

・会員からの提案で、松本・糸魚川連絡道路に関する討議
・幹事側から、Iターンの農業従事者で問題になっていることの討議。

◆松本・糸魚川連絡道路に関する討議内容
 この問題は、賛成・反対両方の立場から県内でも多くの関心を集めていますが、一番気になるのは情報非公開による弊害のようである。その計画路線上にある住民には何も知らされないまま、ある日突然“ここに道路が出来る”という話で、当事者としての困惑もさることながら、他の公共事業と同じく、住民感情を一方的に無視したそのやり方は、容認しがたいものではないか。我々のように信州に新しく来た者であっても、そういったことに対して意思表示をする必要があるのではないか、という考えが示された。

 これらの意見から、田中知事の考え方と同じように「客観的な事実をベースに、真に必要とされる公共事業のあり方」について討議を進めましたが、結果は、「会員の声をまとめて意思表示する」という所までは行きませんでした。

◆農業従事者で問題になっていることの討議内容
 農業人口の減少をカバーするため、長野県では広く県外に人を求めていながら、実際の就農者に対する援助には見るべきものがないのが実態ではないか。住宅対策一つ見てもそうであり、空家があっても年齢制限やらその他の制限を設けて便宜を図ろうとしない、などの意見が出された。また、農業を始めるにはある程度の設備投資を必要とするが、都会からの就農者の資金不足の状況を理解しているようには見えない。その結果、リースなどによる応援も考えられていないのが実情、という実体験からの報告があった。

 これは、真面目に農業に取り組もうとしている人にとっては重大な問題であり、これの打開策を講ずるために、ささやかな力かもしれないが当倶楽部で問題提起をすべきではないだろうか。


 概要は以上のようでしたが、単なる話で終わらせずに担当チームのようなものを設けて、更に内容の濃いものにまとめ上げる必要があるのでは、ということになりました。(具体的には今後の幹事会にまかされることになりますが…。)

 このあとゲーム担当幹事さんが用意した2つのゲームを行い、しばし笑いに包まれ楽しい時間が過ぎました。その後記念撮影をし、各自景品を手に帰っていきました。

 今回の例会では、横浜や茅野からも会員が参加してくれたので、16名ほどの人が集まりなかなか盛況でした。また参加された会員の一人が、今月24日、アルゼンチンはアンデスの、アコンカグア峰に向けて出発するとの話がありました。無事登頂された後の話を次の集いのときに聞いてみたいと思います。

 当日は中日新聞の取材の方が見えたのですが、取材目的が今ひとつ明確でないようでしたので、脇で会員の話を終始聞いてもらう形になってしまいました。「信州のこんな所を、Iターン者はどのように思っているのか」などの取材者側の切り口があっても良かったのかな、と思っています。

 末筆ですが、「会費の割には食事の内容が物足りなかった」というご意見もあり、幹事としては来年への反省材料をいただきました。


みんなで発信おたより紹介今までの活動の紹介新・信州人倶楽部に興味のある方へ
TOPページ

●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●●


 ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●● ●●●