Iターンネットワーク

新・信州人倶楽部


▲▲▲ 新・信州人倶楽部報 ▲▲▲



第19号

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〜茅野に暮らして〜

チョコ

 Kさんの新聞記事を見て、思わず仲間がいる!と連絡を取ってから早3年。なかなか会合には出られませんが、同じような思いを抱いて信州に住み着いた仲間がいるのは、とても心強いことです。始めからのメンバーの佐藤さんが、福井に転居されたことを「よりましょ」で知って、驚いたり、寂しがったりしていますが…。


地元でもいろいろな行事に誘っていただき、喜んで参加しています。これらのお付き合いが面倒と思えば面倒かもしれませんが、地元の方々はよく見ていて、「ちゃんと出てくれるから」と、何かの折りには本当に親身になって下さいます。

 私は生協の役員をなぜかもう4年もやっています。安心できる食材を手に入れたいというだけで、大した主義主張があるわけではないのに…。生活クラブで3年、今年はながのコープで、と活動するはめになっています。そのおかげで良い出会いもありますが…。仕事のピアノの方は、山奥という立地条件なので、あまり生徒はいませんが、8歳から70歳まで年齢層は広いです。秋には、我が家で発表会をする予定です。


 地元での交流としては「若妻会」(私が一番年食いで、家族は、ばば妻会だといいますが)の幹事をやっています。ここに来てすぐに声をかけていただきました。毎月千円を積み立てて年に1〜2回おいしいものを食べに行こうというものです。10人のメンバーで、私の当番が終わると一巡したことになります。ほとんどの人が、フルタイムで働いているので、半年に一度くらいの出会いでは、おしゃべりに花が咲きます。


 我が家のペットについても少し触れさせていただきます。結婚するとき、1人で家に居たことのない(祖母がいたので)私は、心細いという理由で犬を連れて嫁入りしました。シェットランドのシャインという、とても利口な男の子でした。シャインが8年ほどで死んだとき、もう犬は飼わないと思ったのにそれから三河芝のコロ、シェットランドのアンディー、雑種のチョコ、ハスキーのアンコとほとんど犬のいないときがありませんでした。チョコは今年のクリスマスで12歳になります。教会の玄関にまだ目も開かないうちに捨てられていた犬です。ミルクを3時間おきに飲ませて育てたので、本人(本犬?)は犬の自覚がないようです。アンコの方は、反対にとても犬らしい犬です。2歳半、顔は怖そうだけれど、性格はそれに反比例しています。
今まで我が家に居たペットはウサギのレナ&ミルク、インコがいっぱい、金魚、ハムスター、すずめのチュンコ、チュンタ&チュンキチetc。子供たちが持ち込んでくるもの、また主人がかわいそうと(すずめ)拾ってくるもの、だめといいながら私も欲しくてもらってきたもの(ウサギ)など、別に好きな訳じゃないといいながら動物園のようでした。犬でもウサギでもそれぞれ皆個性的です。彼らを見ているといろいろなことを教えられます。大変だとか、面倒だとかいいながらもきっとこれからも側に何かが居る生活だと思います。



〜四賀村に移り住んで〜

K.H.

 四賀村に移り住んで3年になろうとしています。私が四賀村にIターンしたのは、娘の小児ぜんそくを直してあげたいという健康上のこともあったのですが、私自身、20年近く過ごした都会生活に疲れ、田舎でもう一度、人生をやり直したいという思いが募ったからです。私が四賀村で暮らしてみたいと決心するにあたっては、小峰さんの家族の物語りに誘発されたということもあります。今のところ、百姓をやりたいという思いは、まだ先のような気がしますが、気分は、すっかり田舎暮らしを満喫しています。(こう言うと、きっと小峰さんに笑われると思いますが…。)
全校児童44人の小学校は、魚釣りをしたり、カヌー遊びや、山遊びに畑仕事と、毎日が宝島探検のようで、娘は真っ黒になって、元気にとびまわっていて、親としてうれしいかぎりです。


 ところで、私は去年4月から松本の学校に通学して、鍼灸の国家資格に挑戦中です。そんな主婦学生の私にとって、娘が1年生になるにあたって最初にぶつかった問題は、都会では当たり前の学童保育が、この村にはなかったということでした。大慌てで昨年の暮れから要望署名を必死で集め、いろんな人たちの温かい支援も得て、最終的には400名を超える賛同をもって行政に陳情し、村長にも直談判して、やっとのことで今年からの実施にこぎつけ、おかげで、放課後も学校で娘を見ていただけるようになりました。


 それでも、4月の村の広報には「この村でも学童保育が必要とされる時代になったか。だけど、子供は家庭で育てていくのが望ましい」といった内容の投書が掲載されたりして、それはそれで、この村の生き方といったらいいのか、村の共同体としてのあり方を示しているんだなあ、そういえばこの村には多分アパート経営等いう考え方はないんだろうと思えることとあわせて、昔ながらの地の人たちの強さといったものを感じています。


 だからこそというか、例えば里山を維持する労力とかいうか互助努力たるや、すごいものがあります。この半ば強制される共同作業には、都会からきた人はきっと驚かれるのではないでしょうか。でも「郷に入れば郷に従え」と、私たちは、それなりに頑張っていくつもりです。


 そうそう、娘の学童もその運営は、学校の音楽の若い先生が一人で担当されているほかは、地元の元先生であるとか、有志の方々がボランティアとして携わっていただいているのが実情です。そろそろ枚数もおしまいになりました。
また、落ち着きましたらお便りします。




第15回例会報告


第16回例会のご案内



会員紹介



〜私は怒っている〜

 営業職ということもあり地域をいろいろ歩き、人との交流も多いミスター・アングリーさんこと口我 庵栗さんに、今回から「これはあんまりではないか!」という、皆さんにも共感できる話題を提供してもらうことにしました。

 田舎に限らず、迷惑なことはきちんと人や社会に発言するということを怠る人が増えていますが、それは社会人の義務を怠っている場合も多いようです。少なくともいやな思いをする会員を出さないためと、ひょっとして当事者が反省するかもしれない、ということでこのコラムを設けました。意見といっても田舎の土地柄、どこから個人攻撃が始まるか分かりませんので、ペンネームで失礼します。

“ バスツアーで思ったこと”

口我 庵栗

 長岡の花火大会のツアーでのこと。
 折り込みちらしを見て申し込んだのは6月なかば。それから1ヶ月半あまり何の音沙汰もないのでほとんど忘れかけていた頃、確認の電話があって日程表送るからとのこと。2、3日もすれば届くものと待っていたところ待てど暮らせど1週間たっても届かないので、電話すると明日かあさってには送る…。それが出発の3、4日前のこと。このへんが信州???


 さて当日、日程表通りにいかなくても何のその。BGMもなくマイペースでただただ走るのみ。不思議なことに長岡市を60キロも離れた新潟市まで連れていかれ、一時間遅れの昼食。食後 すぐ通ったばかりの道をまた60キロ走り続けて目的地の長岡市に3時半に到着。そろそろ渋滞が始まっていましたが、どうやら無事に会場に到着しました。


 しかし夕食のことではビックリ。何と花火を見終わった9時半にバスに戻ってからとのことだったのです。つまり2時から9時半まで食事はお預けだったのです。私達は、やはり花火を楽しみながらの食事が本当だと思いますが…。
また、花火が始まるのは7時25分のことで、なんと3時間以上も待つことになりました。観覧席にじっと我慢でした。


 長岡出身の我らの仲間の笹川さん誇る花火は本当に素晴らしく、8月3日の全国紙の一面を飾っていました。 松本に帰りついたのは朝の3時。ただただバスに乗った、そんな一日でした。
少しは顧客の事も考えて旅行ブランをたてて下さい。リピーターにならないぞ!アルピコ観光様。


〜おいしい味を、少し〜

中澤 滋

 月に1度は長野に行くので楽しみにしていることが3つあります。一つは「リトルマーメイド」のパンを大量に買ってくること(すぐに切って冷凍するとおいしいので、数週間分の朝食になります)と、もう一つは都会的なハイパーマート若里店(ダイエー)で買物をすることです。後一つは美味しいお店を探すことです。


 今回は県庁から東に200mほどの、「長野ホテル犀北館」の日本料理のお店、「紀元茶寮」を紹介します。このホテルはゴージャスではありませんが、なかなか落ち着いた雰囲気で気に入っています。「紀元茶寮」の味が良いので、「他もきっと美味しいに違いない」と思い新感覚中国料理「寒山拾得」のランチを食べたことがあります。こちらは何が新感覚なのか分かりませんが、中国料理特有の香りがなく、素材の新鮮な味もせず、お子さま向けとも思える味でがっかりでした。気の抜けたビールの味といえば分かっていただけるかもしれません。同じホテル内でもいろいろあるようです。

紀元茶寮

 さて、お奨めはビジネスランチで、今回は夫婦でお好み丼と海鮮丼を食べてみました。このランチは、具がたっぷりの丼にみそ汁とサラダ、それにお新香が付いて、なんと860円というお値段がとても良心的です。みそ汁はだしがしっかりとれたもので、みその味も大変まともです。「海鮮どんぶり」のお刺身類はとても新鮮でおいしく、どこぞの申し訳程度の薄い刺身の海鮮丼とは大違いです。「お好みどんぶり」はフライやカツ、だし巻き卵など具だくさんの豪華なものです。揚げ物は油がフレッシュでしかも揚げたてでおいしく、お新香の白菜も塩加減がちょうどで、今回も満足いくものでした。

 レストラン内はゆったりしたレイアウトで、となりの席の会話も気にならず、落ち着いて食事ができます。お茶のお変わりをすぐに持ってきてくれるのですが、新しい湯飲みごと持ってきてくれます。訓練の行き届かないレストランでは、お茶を席で注いでくれるときにせっかくの食事や会話のリズムが壊れてしまうことがあります。ここでなら夕食にちょっと奮発した料理も食べてみようという気になるものです。

 松本周辺でこの値段でこの味は体験したことがありません。長野へ行くことがありましたら(長野に住んでいる人も)是非試してみて下さい。後悔することはないでしょう。


〜事務局から〜

 前回お知らせしようと思ったのですが、忘れてしまいました。「よりましょ」17号の岩下さんの新聞紹介記事ですが、掲載されたのは信濃毎日新聞ではなく、朝日新聞の間違いでした。どうもすみませんでした。

 三間さんから80円切手30枚寄付していただきました。ありがとうございます。

 静岡の会員から新茶1パックを頂きました。ありがとうございます。今度の例会で皆さんに飲んでもらおうと思っています。



編集人から

 このところ松本地域の雷が多いようです。パソコンを仕事で使っているので、雷が近づくと仕事は中断。よっぱど近くに来るときは電源プラグをコンセントから抜くことも。先日知人のパソコンが近所の落雷のため、ハードディスクが壊れるトラブルに見舞われました。それを聞いてギクッ!データが全て消失とのこと。

 最近では落雷時のトラブルを回避ものが売られていますが、皆さんは使っていますか?私は原始的だけれど一番確実な「コードを抜く」という方法が気に入っています。そうそう、パソコンに電話線をつないでいる場合は、それも外します。でも壊れたら「運がわるかった」で済む電話機やFAX機は何もしていません。

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会報目次

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