Iターンネットワーク

新・信州人倶楽部


▲▲▲ 新・信州人倶楽部報 ▲▲▲



第55号

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〜青木村キャンプに初参加〜

Y.K.

 今回の青木村のキャンプに初めて参加しましたYKです。昨年の10月から千葉県の松戸市から青木村に移住してきました。

 私は信州がなんとなく好きで若いころからあちこちに目的を決めずにドライブをするのが楽しみでした。十数年前に立ち寄った、田沢温泉が気に入って友達を連れたりして何度も来ているうちに、いつかはこの村に住みたいなと夢にみていましたが定年後実現するとは思っていませんでした。

 4年ぐらい前に青木村で銀行の同期入社したOさん(信州人倶楽部に入会を勧められた)と偶然の出会いがあり、何回か訪ねているうちに中古の家を購入してしまいました。

 そのころは両親と一緒に住んでいたので別荘のように時々行って住むつもりでしたが、昨年の3月に父が亡くなり、最初は田舎に住むのは嫌がっていた母が青木村に住む事を了承したので、気が変わらないうちにと慌しく引越しをしました。

 約10カ月が過ぎた村での生活は、冬が寒くて何もすることも無く過ごしましたが、春には庭にジャガイモ、ナス、キュウリ、トマト等を初めて作ってみて、畑仕事が楽しくなり来年は近所の畑を借りてもっといろいろなものを作ってみたいと思っています。

 初めて妻と信州人倶楽部のキャンプに参加しましたが、もっとお年寄りの人の集まりかと思っていましたが、若い人も多かったのには驚きました。

 今回は天気がよかったのでマルベリーキャンプ場も見晴らしがよく、開始前から外でビールなど飲みながらお話をしたりして、始まるころにはかなり打ち解けてきました。

 会員のKさん(マルベリーキャンプ場のオーナー)ご夫婦の手作りの料理も美味しく、珍しい地酒やワイン等いろいろ飲みながらの自己紹介も楽しくて、いつも早く帰りたがる妻も帰りを忘れたように楽しそうにお喋りをしていました。

 初めての参加でお名前がわからない方も多かったのですが、昔からの知り合いのように家庭の話をしたりしてストレスの解消になりました。

 これからも出来るだけ倶楽部のイベントに参加して皆さんとの交流を楽しみにしています。

 

〜楽しくって、お腹いっぱいのバーベキュー!〜

Y.K.

 お天気が持ちそうかな?そんな心配をしながらふるさと公園に向かいました。ちょっと寄り道してからだったので、着いた時にはもう皆さんが焼き始めてくださっていました。

 いつものようにNさんご夫妻の手間隙惜しまず用意された食材。また割り当てをいただいた方々のそれぞれ心のこもったサラダ・オードプル(Sさん)、パンチェッタ(Nさん)、お漬物、おむすび(Oさん)などが並びました。

 屋根のある場所で、お天気の悪さも気にならず、一心におしゃべりと食べる事&飲むことに打ち込め?ました。何度かお目にかかった方々とは気楽にお話し出来ましたし、初めてお目にかかれた方とは、新しい気持ちでいろいろ伺うことが出来ました。一緒に作業をしながら食べることは、気持ちもほぐれとても良いものだと思いました。

 まず殻付きホタテからスタート。次に鳥肉のワインマリネと続き、その次に出たスペアリブの味付けは最高でしたし、牛サーロインをミンチにしたというハンバーグはとても評判が良かったです。鮭のチャンチャン焼きは名前だけは知っていましたが、初めて食べられたので、これからは我が家のメニューに参加させることが出来るようになりました。

 次回はいつかなぁ…と、もう楽しみになっています。準備していただくのは大変でしょうが、いろいろな方の持ち寄りがあるのも、新しい発見があり嬉しいことでした。

 最後にNさんご夫妻ほんとうによく準備してくださってありがとう!?

<事務局より>
 今回のバーベキューは「あるかす」の都合が悪くなったことから、急きょ場所が変更になりました。いくつか場所を考えたのですが、満員のところなど適当なところが無くて、初めて利用する梓川ふるさと公園内のバーベキューハウスになりました。

 屋根があるので昼過ぎからの雨でも影響を受けること無く、使用料200円/1人で5時間というのも良心的!で、周りの静かな自然環境もなかなか良かったです。

 さてKさんの文章では触れられていませんでしたが、彼女にはふんわり美味しい、手作りシフォンケーキを持ってきて頂きました。食べ物のサポートをして頂いたSさん、Oさん、Kさん、どうもありがとうございました。

 そして当日のかまど役の方々、長時間食材を焼いてくれた皆さん方、どうもご苦労様でした。

 

〜みたぼら通信〜 伊豆家の便り>

 

第390号 7月19日
 先日、私の通う通信高校の語学研修に参加し、貯金をはたき姉に借金して、カナダに行ってきた。

 今からさかのぼること17日前、私は新宿駅の成田エクスプレスの乗り場の前にいた。高速バスで新宿に出て、新宿から成田エクスプレスで空港の第一ターミナルへ。そこで先生や他の参加者と集合してエアカナダ003便でバンクーバーへ。そういう予定だった。荷物は事前に業者に空港まで送ってもらっていたので、バックパック一つだった。駅についてから私の乗る電車まで随分時間があったので、私は乗り場の目の前にある喫茶店で2杯目のオレンジジュースを飲んでいた。すると、前を某旅行会社のロゴの隣に学校名の書かれた黄色い札をトランクに付けた親子が横切って行った。私は30分も同じ場所で電車を待っていて、いい加減飽き飽きしていたし、私の電車までさらに30分もあったので、思い切って時刻表を見ていた2人に声をかけた。

 1人は年は私と同じくらい、小柄で髪を金色に染めてピアスをした女の子だったが、話しかけてみれば傍から見るほどトゲトゲとした感じは無く、気さくな子だった。もう1人は50代前半の女性で、思ったとおり彼女の母親だった。2人は私と同じ電車で成田へ向かうというので、さっきまで私がいた喫茶店で今度はリンゴジュースを飲みながら電車が来るまで自己紹介などをしながら過ごした。彼女は同い歳で同じ学校の2年生で、カナコと言った。私と同じで海外も飛行機も生まれて初めてだという。

 空港に着いたのは4時ごろで、集合時間は5時。荷物を受け取って現金をカナダドルに替えてもまだ大分時間があったが、そこで今度は同じステイ先の女の子に声をかけられた。みんな早めに付いた人は、そこで友達になりそうな人を引っ掛けていた。

 この旅行のメンバーは全国から参加した生徒が25人、教員が2人(カウンセラー1人と、生活指導の世界史の先生)、それに旅行会社の添乗員のお兄さん。毎度おなじみになりつつある団結式をロビーの隅で済ませ、荷物を預けるまでは順調だった。ところが、私達が乗る予定の折り返し便が、3時間遅れているという。それで、エアカナダから空港の中で使える1000円分の食事券が1人1枚出るというので、8時半までに食事を済ませて再集合することになった。

 女の子達は、集まってまとめて使ったほうが、一人一人で食べるより高いものが食べられると相談中だった。私とカナコとカナコのお母さんの3人は、中華料理屋で揚げそばを食べて、1000円ちょうど使い切った。食事の間ずっと、私とカナコはそのお店のおねえさんのチャイナドレスのスリットが入りすぎだと話していて、カナコのお母さんに笑われた。結局、飛行機が遅れすぎたので、カナコのお母さんは食事が終わるとさっさと帰ってしまった。税関を通ってみんながブランド品の店を見て歩いている間、私とカナコは待合室から外に並ぶ見たことも無い数の飛行機を眺めていた。

 私はカナコに聞いた。
「緊張してる?」、「そうでもない。なんか、あんまり実感無いかも。」

 カナコの方が私より冷静だった。結局、ウチの家族がとっくに飛行機に乗ったと思っていた夜十時、私達を乗せたエアカナダ003便は離陸した。後ろの席の女の子が「イヤー、落ちるー」と叫んでいた。(より夏)


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第391号 7月31日

 梅雨が明けた。ここ、伊那谷は岡谷を始めとして土砂災害で大きな被害が出、一時は中央高速道路が閉鎖された。

 ニュースによれば、ヨーロッパ・アメリカでは熱中症から多くの死者が出ているようだ。四十度を超える気温のなか、老人や貧しい人に被害が集中しているとのこと。
異常気象が続くのは、やはり温暖化の影響だろうか。生活者の暮らし方にも問題はあるだろうが、戦争にも、大きな問題がある。環境問題は、戦争を視野に入れない限り、真の解決には至らないと思う。?


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 『ぼくらがコンビニでレジ袋を断っている頃、どこかの戦闘で、町そのものが破壊されている。 ぼくらが省エネのために電気を消している頃、どこかの実験で地球そのものが破壊されている。 ぼくらがリサイクルのために分別している頃、戦闘機は莫大な石油を消費し、二酸化炭素を排出している。
 戦争、その準備のための軍事開発を止めずに、何が環境保護だろう。「戦争って、環境問題と関係ないと思ってた』 田中優から (光枝)

 

 カナダから帰ってきて、しばらく時差ぼけでぼんやりしていたら、溜まったリポートの締め切りが攻めてきた。夏休みだって言うのに、先生達は5本もリポートを書かせるつもりらしい。

 カナダから帰ってきて最初に思ったのは、私の住んでた国ってこんなとこだっけ?ってこと。帰り、成田の駅のホームで、向こうから子どもを2人連れたおじさんがやってきたので、席を立って端に寄ったら、子どもだけ座らせて軽く無視された。別にお礼を言って欲しくてしたわけぢゃないけど、帰ってきた早々ちょっとやな気分になった。カナダの人がみんな良い人かって言えばそうじゃ無いけど、少なくとも私の会った人たちはお礼くらい言ってくれた。空港なんだし、海外の人もいらっしゃるんだし、すこし考えてみて欲しかった。(より夏)

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第392号 8月14日

 この季節、楽しみといえばお祭り、プールにアイス。そして、何といっても昼寝である。私の寝床(2段ベッドの2階)は灼熱地獄で、昼寝をするために涼しい場所を求めて、枕とタオルケットを抱えて放浪する羽目になる。ただし、競争相手は多い。
まずは風呂場。風が抜けるしタイル張りなのでとても涼しい。ただし、誰かがシャワーでも使おうものなら、しけっぽいはぬれているはで昼寝どころではないし、たいていはネコが占領しているので私の居場所は無い。
次が扇風機の前。クーラーの無い我が家で唯一、暑さをしのぐ手段である。ただし、ここは父が帰ってくるとさっさと追い出されるか、扇風機自体をもっていかれてしまうので長居には向かない。母の仕事机の下も涼しいけれど、ここはたいていウチのペルシャネコのテリトリーなので譲ってもらえないし、ネコと寝ているところを見つかるとみんなに笑われる。

 小学校の頃は脱衣所で寝ていたのだけれど、成長しきってからは狭すぎて寝るのには不向きだし、トイレに行く人にまたがれるのでここもちょっと。

 「贅沢言わずに寝れるところに寝なさい」という姉は二段ベッドの1階を譲る気はなさそうだ。あまり我がままを言って、姉のご機嫌を損ねるとプールへ連れて行ってもらえない。免許を手に入れた姉の権威はうなぎのぼり。

 玄関という手もあるけれど、ここはお客が来ると恥ずかしいのでやめておく。
 仕方が無いので押入れの前で寝ている私は、うちわで利き手が筋肉痛になる前に、小遣いをためて自分の扇風機を買うつもりだ。ただし、旅行費用に姉からの借金を返したら。
先週は口うるさくプールに連れて行けといったら、アイスを買ってくれた。これで我慢しろということらしい。

 姉は水着を持っていないので、(というより背が高くなったのでどれもこれも入らなくなったのだけど)、私が泳いでいる間、黙って待っているのが嫌なのだそうだ。お蔭で私は泳ぎにいけないのに、お下がりの水着を四着も持っている。
いつも連れ立って出かける友達は今年は受験生なのでなかなか遊んでくれないし、暇つぶしにネコをからかっていると血を見ることになる。私は暇なのに、猫は私にかまっていられるほど暇ではないらしい。
致し方なく試験勉強をしているのをみて、母は私が真面目に勉強していると思っている。「試験のときしか勉強しないんだから、いいじゃない」と母は言うけど、試験の時だって好きで勉強しているわけじゃない私は、多少不満だ。好きで勉強させている先生はいいけど。
去年など試験の前日に、実は範囲が全然違っていた、という夢を見た。焦った。そのお蔭で、答案を見てちゃんと勉強したところからの出題だったので、答えを書く前に一安心した。今月中になんとしても泳ぎに行きたいと思いながら、机に向かう夏休み。
(より夏)

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 土砂災害の7月が終わった途端、長野県は知事選挙だった。結果は、みなさまがご存知のとおり、自民党の元国会議員が当選したのだが、私はようやく田中氏の政策が軌道に乗りかかっていたので、とても残念に思っている。

 間伐材のガードレールは林業の衰退に歯止めをかけ、全国モデルになりそうだった。借金財政の建て直しに大きく貢献していたのに。岡谷の災害は、田中のせいだという土建業の人にはびっくりした。長い間、間伐をしない森は、草が生えず土壌流失しやすくなることくらい子どもでも分かりそうなことではないか。

 その後、岐阜県庁で裏金作りが発覚してまた思ったのは、県政改革しようとすればしばらくの間、県職員とギクシャクして当然だということ。何の波風も立たない知事であったら、それは改革の名に値していないのではないかと疑ってもよさそうだ。

 農民に対しても農業を盛んにしようという意欲を示していたのに。残念・残念!(光枝)

 

〜美味しい味を、すこし(32)〜

中澤 滋


 私は煮込みなどに鶏の手羽元を使うことが多いのですが、今回は黒酢で煮た「鶏の黒酢煮」を紹介します。
とても簡単ですが油を使ったようなボリュームもあり、さっぱりしたこっくり感の美味しさを楽しんで下さい。

鶏の黒酢煮

<材料>
鶏手羽元 10本〜12本
ダシ 1.5カップ
しょうゆ 大さじ3
黒酢 大さじ3
ハチミツ 大さじ2
ショウガ 1かけ(薄切り)


<作り方>

手羽元は水ですすいで水気を拭きます。
鍋にダシ、しょうゆ、黒酢、ハチミツを入れて煮立てます。
煮立ったら手羽元とショウガを入れ、再び沸騰したらアクを取り、落としぶたをして中火で50分程、煮汁が少なくなるまで煮ます。
途中で煮汁が無くなったら水を足して下さい。
煮えたら落としぶたを取り、火を強めて煮汁をからめるように仕上げて出来上がりです。
鶏肉がほろっとして肉離れ良く仕上がれば、病みつきになるような味です。どうぞ試してみて下さい。



編集後記

 先日発表された「地域ブランド調査2006市版」で、安曇野市(26.6点)が39位に入りました。長野県内のトップで、以下松本市(42位)、長野市(46位)、諏訪市(85位)と続いています。中部地方では金沢市(12位)、名古屋市(22位)、熱海市(26位)、高山市(35位)に次ぐ5番目でした。
 安曇野市が誕生して丸1年が経ちましたが、合併による調整作業に追われ具体的な成果はまだ見えていません。今後安曇野というブランドを生かしながら、観光や農業政策、景観保全等の地域振興へと繋げていくためには、市民主体の地域づくりが欠かせないでしょう。地域の人とは異なる多様な視点を持つことも重要であり、Iターン者が果たす役割も大きくなっているように感じます(宮)

 和歌山在住の先輩から突然電話がかかってきた。「今、駒ケ岳のサービスエリアやんか。今晩安曇野へ泊まるさけにおまんも遊びに来いよ。」……いきない言うたかてこっちは仕事やいしょ。。。で、宿の場所はネットで調べればすぐ分かると言われたので検索するも、いっこうにヒットしない。
 「安曇野界隈で○○荘? ほんな宿ないやして!」 悪戯好きの先輩のこと、さては担がれたかっ!?と思いきや、夜になって再電話。
 「おまんどうよ。早よ来んかいな。」…宿の場所を再確認すると…「なんてよ、乗鞍て安曇野とちゃうんか?」……旧安曇村の乗鞍。でったい安曇野とちゃうって、わえは思てんやけどよぉ。。。(一部、和歌山言葉を使用しています)(高)

 昨夜10月8日の満月本当に中秋の名月でした。 妻と二人しげしげと、夜空を何年かぶりに星の輝きを。 また今日10月9日は信州のシンボル常念岳 乗鞍岳 白馬 北アルプス全て雪をいただいて ただただ美しい。 稲刈りも終わり信州安曇野も冬間近。私達ももう信州に住みついて11年になります。(白)

 今年は7月の豪雨で私のフィールドも様変わり。梓川の大岩と呼ばれる大きな岩も流されて、散策路は寸断、場所によっては崖っぷちのところも。わき水が作る小川も何カ所かは干上がり、河原から見るとがけの中ほどから何カ所で水が流れ出しています。きっと小川の下の水脈が分断されたのでしょう。
 毎年少しずつ変わってきていましたが、このような大規模な変化は、私がここに来てからの16年で初めてです。(中)

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