Iターンネットワーク

新・信州人倶楽部


▲▲▲ 新・信州人倶楽部報 ▲▲▲



第58号

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〜おしらせ〜

安曇野ウォ―キングのお知らせ
〜万水川の探訪と蕎麦打ち体験〜


 安曇平の中央部、烏川扇状地の扇端の低地を北アルプスの雪解け伏流水を集めて、万水川(よろずいがわ)が流れています。流域に暮らした相馬愛蔵・荻原碌山たちがこよなく愛し、清冽な精神をはぐくんだ川です。

 この万水川のほとりを、先人たちの旧跡をたどりながら、秋の1日のんびり歩いてみませんか。この地の歴史にお詳しい地元の重野照重先生の解説をお聞きしながら、アルプスと清流と田園風景を眺めて安曇野らしさを楽しむとともに、美味しい新そばを自分で打って食する会を企画しました。
 健康の基本はまず歩くことから、皆様のご参加をお待ちしております。
日時: 10月11日(木) 
午前9時30分〜午後3時半頃 
コース:
田淵行男記念館前→憩いの池→矢原神明宮→矢原文化財保存館→荻原碌山の生家・お墓→相馬愛蔵の生家→こねこねハウス(蕎麦打ち:昼食11:30〜13:30)→東光寺→等々力家→早春賦の碑→水色の時道祖神→万水川右岸→安曇野の里(Restチロルで喫茶)…延長約8.5km、平地です。

参加費:1人 2,000円 
(蕎麦打ち・昼食代、コーヒー代等)

〔注意〕
・帽子、運動靴、温度調節ができる服装でお出掛けください。
・雨天の場合は雨具持参をお願いします。
・雨がひどく降りウォ―キングが無理な時は、適宜記念館めぐり等に切り替えたいと考えておりますが、入館料は別途になります。
・田淵行男記念館は午前9時から午後5時まで開館しております。入館希望者は例会の後、各自ご利用ください。


Iターン相談会のお知らせ

 今年も昨年に続き「Iターン相談会」を開催します。今回は私がメンバーとなっている「ふるさとまつもと応援団」事務局に要請して、松本市共催の形でより多くの方の相談を受けることにしています。

日時:10月27日(土) 午前10時から
場所:松本市中央公民館(Mウイング)
   (JR松本駅から徒歩3分)
Tel:0263-32-1132

 なお相談者に適切な回答を提供できるよう、会員の皆さんに相談員として出席をお願いする場合があります。日当は余り出せそうもないのですが、交通費くらいは出すつもりですのでよろしくお願い致します。

〜東信地区例会報告〜

東信地区例会報告

 2007年度の総会で、本年度から地域単位の企画を実施すると言う事になり、東信地区の例会を7月28日から29日の1泊2日、東御市八重原にある明神館で開催しました。

 今回は泊まっての懇親会と、ブルーベリー摘み取りと食べ放題という企画で、東信地区から8名と中信地区から3名の合計11名(男性6名女性5名)の参加者でした。明神館は「芸術村公園」の一角にある温泉施設で、浅間の雄姿とのどかな田園風景を眺めながら入る露天風呂は格別でした。
懇親会は6時ごろから9時近くまで飲んで食べて話が尽きず、別室での2次会では「幻の焼酎」談義で大いに盛り上がり話がつきませんでした。

 翌日(29日)は9時に出発して菅平高原近くの真田一族の発祥地「ベリーガーデン真田」で、各自かごを持ち、話し声もしないほど一生懸命にブルーベリーを食べたり、摘み取りをしたり1時間ほどを満喫したようでした。

 現地で解散して、その後4組の方は手作りの天然酵母パンで有名な店「穀蔵」に行き、コーヒーを味わってパンを買い、またお会いする日を楽しみに解散しました。

 

〜ボランティア活動保険に入りました〜

事務局

 今年度総会で事務局より提案したところ、皆さんから支持をうけた倶楽部活動時の保険に入ることにしました。社会福祉協議会の松本支部でボランティア団体として倶楽部を登録、年間の活動に対して1名280円という格安な「ボランティア活動保険」に入ることができ、早速先日の東信地区例会から対応しました。

 ボランティア活動保険は、皆様に配付した会員名簿に記された全会員に対し、倶楽部が社協に届け出た「ボランティア活動」における事故を保証するものです。倶楽部では「Iターン移住者の支援」をボランティア活動の目的としましたので、そのための活動および会員同士による会議・親睦会などが該当します。

 したがって倶楽部主宰の集まりだけでなく、会員の自主的な活動においても適用され、例えば会員同士が情報交換のための集まりを設ける、という場合も含まれます。

 ただし事務局が取りまとめて申請していますので、集まりの趣旨・参加者などを事前に事務局まで届け出た事業が対象となります。事後報告ではダメなので、ご承知おきください。
 なお倶楽部で加入したのは同保険の「Aプラン」ですので、今回お届したパンフレットをご覧になってください。この保険が今後、皆様の自主的な活動の一助になれば幸いです。

〜リレーコラム〜安曇野編(1)〜

宮崎 崇徳

 いわゆる「2007年問題」が今年からスタートしました。1947年から49年に生まれた約700万人の「団塊の世代」が定年退職を迎えるのです。ちなみに1971年から74年に生まれた団塊世代の子ども達は「団塊ジュニア世代」と言われ、逮捕されたホリエモンは「団塊ジュニア世代」にあたります。 

 「2007年問題」は不動産市況へも影響を与え、住宅で言えば「リフォーム」や「住替え」ニーズが高まっています。「建替え」よりも「住替え」志向が高いのが団塊世代の大きな特徴で、特に都心マンションへの「都心回帰」と、地方での「田舎暮らし」の二極化が顕著になっています。

 団塊の世代の約1/6にあたる120万人は、高度成長期に都会へ移住した地方出身者です。したがって、現居住地に対する愛着心や地域とのつながりは必ずしも強くなく、定年後は新天地で新たな気持ちで暮らしたいと考えるのは自然なことかもしれません。

 それでは「団塊の世代」は、どのような「田舎暮らし」を求めているのでしょうか? ひと言で言えば「田舎的暮らし」を求めているのです。過疎の農村地域での自給自足農業のような「本格的田舎暮らし」ではなく、都会的な利便性を享受しつつ豊かな自然の中で暮らす「田舎的暮らし」に憧れているのです。

 「週末には都会の友人や子ども家族が遊びに来て、昼食は景色の良い庭のテラスでバーベキュー」「食卓には地元のワインや手作りパン、家庭菜園で採れた野菜が並ぶ・・・」、そんなイメージと言えばわかりやすいかもしれません。

 「田舎的暮らし」には交通や生活の利便性が欠かせません。また、雪や災害が少なく、移住者が多い地域が好まれています。「安曇野」はこれらの条件に非常に恵まれています。したがって、ここ数年多くの団塊世代が、定年後のIターン先として「安曇野」を選んでいるのです。
「安曇野」での「田舎的暮らし」を希望するIターン者には、次のような特徴があります。ひとつは首都圏だけでなく関西圏や中京圏の在住者が多いこと、そして「団塊の世代」だけでなく30代前半の「ヤングファミリー」が多いことです。

 一般的に転職を伴う「ヤングファミリー」は、「団塊の世代」よりもIターンが難しいと言われています。その点県内一の工業出荷額を誇り、精密機械や電子部品の工場が多く立地している「安曇野」は、Iターン者にとっての雇用環境が恵まれていると言えるのかもしれません。

 定年退職者のIターンは以前からありましたが、「団塊の世代」とそれ以前の世代では志向が大きく異なっています。以前は都会の自宅を売却し、別荘地等に新築を建てて移住する「完全移住」が主流でした。

 しかし最近は、都会の自宅は所有したまま子ども家族や他人に賃貸し、将来的には都会に戻るかもしれないと考える「限定移住」が多くなっています。定年して間もない元気なうちは「田舎的暮らし」を楽しみつつ、年を取ったら田舎での生活はできないだろうと現実的な選択をしているのです。したがって、不動産の購入はあくまでも15年〜20年の利用料と割り切り、必ずしも新築にこだわらず中古でも良いと考えているのも大きな特徴です。

 「団塊の世代」は立地や価格等の希望条件もとても類似しています。家庭菜園ができる広さ(約100〜150坪)の土地と、夫婦と友人が泊まれる小さな建物(約20〜30坪)で、別荘地よりも眺望の良い田園環境を好む傾向があります。価格的には中古で約1000〜1500万、新築で約2000〜2500万で、老後の資金を残して現金で購入するケースがほとんどです。退職金を含めた自己資金の約半分を、20年間の「田舎的暮らし」に投資する、そんなイメージでしょうか。

 「安曇野」での具体的な事例を見ると、合理的に判断する「団塊の世代」の特徴と傾向が良くわかります。そして同じような志向を持った約700万人の「団塊の世代」が、実際に定年退職を迎え、その一部が「田舎的暮らし」を求めて地方への移動をはじめています。この動きが大きなビジネスチャンスであることは否定しませんが、必ずしも地域の活性化につながるとは言い切れないという現実もあります。

 都会から田舎へ移住した「団塊の世代」が、20年後に一斉に都会に戻るとどうなるのでしょうか? その影響の大きさは、誰でもたやすく想像できるでしょう。「田舎的暮らし」と「限定移住」の恐さはそこにあるのです。どんなにすばらしい風景を眺めていても、地域住民との交流がなければ長続きはしません。

 ただ単にIターン者を増やすだけでは将来スプロール化が進み、結果として地域の崩壊を招くだけです。Iターン者と地域住民との交流を進め、いかに地域の活性化につなげていくかが求められているのです。Iターン者の先輩として、また、仕事上もIターンに関わる機会が多い者として、そのことをきちんと伝えていきたいと思っています。

〜町会長になって(3)〜

中澤 滋

 5月のある朝、14号の組長さんから電話があり、[ごみステーションでカラスが生ゴミを荒らしている。7時を過ぎるといなくなるようなので、ごみ出しの時間を徹底してもらいたい]とのこと。私が現場で確認すると、時間が遅くてもカラスが荒らしているのを目撃、抜本対策が必要なので、衛生部長にカラスよけネットを購入するよう依頼しました。

 さて今年度は私の意向で、町会から支出している全ての助成金を確認、問題がなければ従来通り出すことにしています。早速その要請にしたがい、「こども育成会」の会長が昨年度の予算決算報告を持ってきてくれたので、21日の組長会で了承を得て、助成金を出すことを決定しました。
 また育成会から、今年度松本市からの助成金が20%減、来年度は50%減、そしてその後の助成はなくなる方針であると聞かされたので、今後の町会会計はさらに無駄を省かねばなりません。

 5月の組長会は、前年度組長会の「町会をより良くするためのアンケート」の要望を、できるだけ解決することを提案、皆の了承を得ました。
 まずは前々から気になっていた元旦の新年会について、私は「家族と一緒」を優先するのが正月だと考えていたので、皆に聞くと特に根拠はないというのです。それなら今まで定期的な地区集会がないので、この新年会と一緒に別の日に行うことにしました。
 2号組と3号組の合併については、私が両者懇談会に出席、来年度から実現することにしました。
 また6号組からの要望で、公民館の鍵と部屋予約の管理負担が大きいので改善することにし、各組長が鍵を持ち、利用者が予約ノートに記入するルールを定め、6月から対応することにしました。
また消防団詰め所解体後、公民館前の街灯が単独で残り「車の移動時にあぶない」との意見があり、後日支所建設課に相談、少し時間がかかるが対応できるとのことで、実際には2週間ほどで移動してもらいました。

 さて6月に入り、各戸配布用の「町会長の考えと今年度の町会の取り組み」を作成して配布、22日は公民館の金庫が壊れたので、書類用のロッカーを2つを中古オフィス家具店で購入、鍵はいくつかコピーして関連団体の長に預けました。

 7月7日は小学校PTAの地区懇談会に出かけました。小学生のお母さんの集まりで、お父さんも1名いて、あとは育成委員会長、公民館長、学校の先生のメンバーです。今子供に関わる問題点などの良い解決法などについて学年別に分かれての討議となりました。
 内容は子供たちの育て方よりも、現実的な登・下校時の安全確保についての関心が高く、100%安全を求める親の気持ちが伝わってきました。
 当日は言いませんでしたが、犯罪者から身を守ることも大事ですが、本来はそのような人間を作らない環境、いわゆる家庭・学校・地域社会における道徳・しつけなどの取り組み・協力について議論をしてみたかったです。

 7月9日は、梓川地区2006スポーツ祭で、応援のために朝8時半に会場へいきました。ティーボールという高さ調節の出来るティーの上にボールを乗せて、それをバットで打つという、野球と同じようなゲームが面白かったです。

 7月19日は、記録的な大雨の影響で地区のほとんどが断水、各組長に緊急連絡をして住民に給水車の配備情報の提供をお願いしました。また梓川橋の状況を確認、橋げたから2メートルほどまで濁流が押し寄せていました。過去に大水を出したという尾入沢も現状の安全を確認しながら、その後花見地区から丸田地区まで県道を巡回しました。地区を歩いて回っていたので、何処に何があるか分かるので良かったです。

 今年私が決めた活動計画は、昨年度までの懸案事項をできるだけ多く解決することでしたが、これらは徐々に実行中なので問題はありません。あと大事なことは、全住民に今の町会の現状・問題などといった情報提供についてですが、公民館分館長から「分館では毎月『分館報』を出しているが、町会でも出したら?」とのアドバイス。

 それでさっそく、半鐘のこと、金庫の鍵のこと、2、3号合併のこと、公民館の予約・鍵管理のこと、松本ぼんぼんの参加者のこと、自主防災組織のことなどで誌面を作り始めると、結構話題があることが分かりました。それで7月から毎月「町会便り」を作ることにし、25日に完成。支所で印刷して連絡係に配布しました。

 さて8月6日は長野県知事選挙でした。私は投票管理者のため、雰囲気作りとしてラジカセとクラシック、ジャズを中心にCD40枚ほど持ち込んで、朝6時半から投票所に詰めました。
 今回私が担当した投票所は約3200名の有権者がいましたが、期日前投票者数は590名もいて、個人個人が自分にあった投票方法を選択しているようでした。

 20日は組長会と納涼会です。敬老の日の行事については、例年通り紅白まんじゅうと記念品を各組長から渡すことにしました。今回の記念品はタオルではなく、私が何か選ぶことにしました。
自主防災組織ですが、どのように取り組んだら良いのか、準備段階として組長全員で考えることにし、参考資料として松本市の手引き書と、広島県のHPが良くできていたのでその資料を各組長に配布しました。

 納涼会ではいつものように、おさしみ係の私が6皿調達、お酒が入り各組長も和気あいあいとなり、いろいろと意見交換できました。なかでも町会の活動に対して、「今年の町会長は問題にすぐ対処するので良かった」、「この際だから今年度中にどんどんやってもらおう」などの話が出て、なにやら嬉しかったです。

 さて9月3日、敬老会のお祝い品のことで知り合いのドライフラワーアート教室の先生に頼んでみたところ、800円くらいのちょっとした小物、テーブルの上でもテレビの上でも周りが華やぐようなポイントとなるようなもの、ということで80個ほどお願いすることができました。副町会長に話すと、「おしゃれで良いんじゃない!」「例年のタオルなど、皆さん期待して無いし…(笑)」ということで決まりです。

 今年度から公民館と町会が合同で運動会を行うというので、9月9日にその打ち合わせに出席しました。会議は公民館主導で、大会役員の挨拶で始まる、単なる報告会の感じでした。
 そんな中1人の方が昨年のある競技について「見ていて面白くない人が大勢いた」、との意見を出したのです。しかしそれに対し執行部は「○○委員会で決まったことだから」と言い張り、まともに意見を聞こうとしないので、さすがに呆れて私もつい発言してしまいました。
 「このような意見が出るということは、○○委員会はその競技が喜ばれているかどうかの客観的調査もせず決めていることになり、一方的に『決まったことだから』というのではなく、予定通り行いたいのであれば、来年度からは対処したいが今年は時間が無いことなどを説明、そのうえで皆の了解を求めるという議事進行が必要ではないか。また、運営目的で掲げている『見る人も競技する人も楽しめる運動会』の趣旨に対し、○○委員会で決まったからと、ごり押しするようなことでは問題だ」ということを述べました。

 さすがに会長は困惑しながらも、「意見を聞く場なのでありがたいこと」として、「今回は時間がなかったのでこの競技も行うことにしてしまったが、来年はきちんと検討したい」と述べてくれました。
 しかしその会長の右隣の少し太りぎみの女性、何の役員か知りませんが終始「うるさいことを言うな!」的な顔で私を睨んでいて、封建的で民主的な考えがない人だと感じました。こんな人はどこにでもいますので、いずれ私が公民館の役員になったときにでも、意見を言わせてもらいます。

 9月15日のことですが、6号の組長さんから電話があり、「公民館前の街灯がずっと切れたままだけれど」というのです。前回切れていた時は、私が支所に連絡をしたのですが、これでもう4回目になります。そこで担当者に電話したものの、「業者に確認してみる」ということで、業者の仕事の出来栄えについての確認をしていなかったことが伺えます。修理したときの原因把握も無く、ただ業者が「OKです」といえばそのままにしているようです。

 こんな問題意識がないのは困るので、すぐに支所長に電話を入れて事情を説明、少々怒っていた私は「行政品質が問われている現在、住民のための仕事の品質を確認しないなどは、企業的感性に欠けている」などと言ってしまいました。
  するとものの10分もしないで担当者から今日午後3時半に業者と立ち会いのもとで原因を追及する、云々の連絡がありました。やはりトップに現場の問題を伝えるのが一番ですね。

 ところが3時半に公民館に出かけるも誰もいなく、15分ほど待っても来ないので、いったん家に戻り、建設課の担当者に電話すると、「業者が遠いところにいるようでいつになるか分からない」とのこと。私に作業開始時間を言っておいて、それはないでしょう。いい加減なものです。
 そして実際の作業は午後4時45分から始まり、私が立ち合ったところ、「いつも漏電ブレーカーが働いてしまうので、そのスイッチを戻して帰っていた」と言うのです。今回も原因が特定できないのでまた同じことの繰り返しになると感じた私は、「それでは困る。考えられる原因部品を交換してもらいたい」と食い下がり、ブレーカーとひびの入っていた明かりセンサーユニットを交換して様子をみることにしました。(おかげでその後問題は出ていません。)

 業者も建設課も、同じトラブルが発生しても原因を特定する、という意識がない、つまり不便に感じている住民の目線が無いということです。

 さて17日は組長会で、先日の町会連合会会議の報告などをしました。それに加えて県民手帳の町会での取りまとめについては、平安堂や蔦屋書店で購入できることから、支所に対応したくない意向を伝えたことを報告。皆さんも同じような考えなので、今回は斡旋・取りまとめはしないことにし、昨年購入者が5名いることから、町会便りで私からその旨説明をすることにしました。
 農家暦についても同じように町会で取りまとめする意義がないので、現在支所と調整・保留であるとのことを説明。どうしてもというのであれば農家組合などの団体に依頼するよう、担当者に言った事も説明しました。

 これら町会を通して取りまとめする安易な考えは今の時代にそぐわないものなので、次年度の「町会長申し送り」に記載して、今後も協力しないよう求めることにしました。

 ところで敬老の日のお祝いに選んだドライフラワーの飾り物ですが、後日聞いたところ結構評判が良くて一安心。まだ75歳に少し足らないというある女性組長さんは、「私には無いのね…」と残念そう。ささいなことかも知れませんが、受ける側の喜びを考える品、今回のことで地区の常識が少し変われば何よりです。(つづく)

 

〜倶楽部ノートから〜

 2007年5月28日 Y.T

動物の赤ちゃんが生まれた話題が出ると、よく子供を連れて出掛けます。
一昨年に香川県の民営動物園でホワイトタイガーの双子が公開されるとの情報をラジオ(西日本放送)で聞き行って来ました。「しらとり動物園」は所属の動物達をテレビや広告CM出演依頼で貸出しする事で有名です。ライオンなど猛獣の前でモデルが一緒にいたりする撮影も合成無しで可能との事。

 園内は猿、鹿、山羊、ラマ、猪豚、七面鳥などが放し飼いです。大きなバケツに野菜、果物が満載にして販売しており、皆にあげながら園内を廻ります。
檻の隙間も大きく、公営の動物園とは違い動物達とは直に触れ合うことが出来ます。但し、噛まれたりするのは自己責任で…。

 ホワイトタイガーの赤ちゃんはふれあいタイムとして入場者と3分間遊んで記念撮影も可能というので、親子が柵に入り体験。噛まれるのですが、甘噛みで歯形は残りますが大丈夫です。しぐさは大きな猫という感じです。これ以上成長すると調教師以外は危険という期限までの催しでした。
でも、わが娘は怖いんですよね。尻尾も少し触っておしまいです。

 帰りはさぬきうどんを味わうのは当然ですよね。
 昨年はパンダの赤ちゃんが公開されるとの事で、和歌山南紀白浜アドベンチャーワールドへ。この園ではパンダは8頭おり、中国以外では世界一の大家族です。6頭目の赤ちゃんは「幸浜(こうひん)」という名前で、授乳の公開があり、1リットルほどの特注哺乳瓶を自力で飲み干します。その時間はわずか30秒程。

 やはり遊ぶ姿は人間の赤ちゃんと同じで飽きません。タイヤのぶらんこや木によじ登ったりと、せわしなく動き回ります。ここで生まれた赤ちゃんは白浜生まれというのでそれぞれ「浜」が名前に付きます。

 昨年12月にも双子「愛浜」「明浜」が生まれており、この春からお披露目となりました。
生まれた時は黄土色のみの毛ですが、2週間後には目の周りが黒くなり、1か月後にはパンダらしく白黒になってくるようです。

2007年7月29日 M.F

〜ミユージシャン〜

 もう2〜3年前のことになると思う。FM放送から「シング・シング・シング」というスウィング・ナンバーが流れていた。この曲は“キング・オブ・スウィング”と謳われたベニー・グッドマンのヒット曲だ。この曲には有名な演奏が2つあり、ひとつは1938年のカーネギー・ホールでの演奏と、もう1つは1955年製作の映画「ベニー・グッドマン物語」のサウンド・トラックです。

 ソリストは、いずれの演奏もベニー・グッドマン(クラリネット)、ジーン・クルーパ(ドラムス)それにハリー・ジェイムス(トランペット)、素晴らしいミュージシャン達です。
 しかし、FM放送から聞こえてくるのはそのベニー・グッドマン楽団の演奏ではないようだ。シンプルな演奏だがスウィングしていて、録音も最近のものだ。たびたびFM放送で流れるのだが、ぼくには誰の演奏なのか分からなかった。TVなし、新聞なし、インターネットなしの故か。何か月か後に、映画「スウィングガールズ」のサウンド・トラックだと紹介しているのを聞いた。しかも演奏しているのは、猛特訓を経て楽器演奏をマスターした出演者本人達によるものらしい。このレベルの演奏ならばたくさんリクエストがあって、FM放送で流れても楽しんで聞いていられる。

 演奏の良し悪しは、まったく個人的な好みの問題だと思っています。有名な評論家から「これは名演です」といわれても、聞いている本人が気に入らなければどうしようもない。たとえばぼくの場合、マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)の演奏にピントが合わない。ショパンの前奏曲、シューマンのピアノ・ソナタ第一番嬰へ短調などの演奏を評論家は絶賛するのだが、ぼくにはピンとこない。ぼくの思っているタイミングで音が入ってこないのだ。リズムの感じ方は、人によってかなり違うと思う。メトロノームのように正確なタイミングで演奏すれば良いのかといえば、そのようなものでもなく、リズムの乗りかたのようなものだと思います。ショパンやシューマンあたりの曲は、ぼくの場合はなんといってもマルタ・アルゲリッチが良い。

 余談はさておき、スウィングガールズが映画ならばDVDでも発売されていると思い、平安堂で聞くと、映画が公開中なのでDVDの発売は6か月ぐらい先になるとのこと。劇場には行きたくないのでDVDの発売を待つことにした。映画を劇場で見るのは目が痛くなるので好きではないのです。むかし5時間の超大作「ベンハー」を見て目が痛くなってしまった。それ以降に見た映画は10本に満たないと思う。

 スウィングガールズのDVDが発売になると、早速買い求めて見た。あらすじを記すと、物語は高校1年生の夏休みの補修授業のシーンから始まる。女子高生たちが補修授業を免れるために、野球部の応援に行っている吹奏楽部員の弁当運搬を願いでる。その弁当を食べて食中毒で入院した吹奏楽部員の代役を買ってでる。10日後の野球の試合の応援に向けて、猛特訓に耐えて楽器演奏を習う。

 本番前日には「A列車で行こう」(デューク・エリントン楽団の名曲)の合奏が、彼女たちの言葉で言って「なんか良ぐねえ? 良ぐねえ?」「うん!」(山形県米沢弁)、のレベルまで出来た。
 そこに退院してきた吹奏楽部員がどやどやと現れる。その日以降、10日間のバンド活動よりも刺激的なことなどなく、悶々と残りの夏休みを過ごした彼女たちが、“ジャズやるべ!”といって2学期から練習を開始する。そして、大雪の日に毎年市内である音楽祭で演奏し、観客をもスウィングさせた、というお話です。

 映画の中で演奏された曲はどれも良い演奏でした。かなり昔の1980年ごろのことですが、東京中野サンプラザで、小学4〜6年生で構成されたオーケストラを聴いたことがありますが、その演奏も良かった。カウント・ベイシー・オーケストラの前座で「ムーンライト・セレナーデ」を演奏したと思う。バリトン・サックスのようにパワーが必要なところには、同じ楽器を3本程使っていた。指導していた先生が、上手くなった6年生の子達がどんどん卒業していくので、次を育てるのが大変です。とインタビューに答えていたのを思い出す。

 スウィングガールズが、「ファースト&ラストコンサート」を開催しました。その模様がDVDに収録されて発売されたので、早速買って見てみました。ところが、演奏がちっとも面白くない。映画の中では楽しい演奏を聞かせてくれた彼女たちだが、このコンサートではスウィングしていない。やっぱり、ミュージシャンになるということは難しいことなのだ。

〜伝言板〜

 

巨峰直販・もぎ取りのご案内

生坂村 姫野 功

姫野農園では9月上旬〜10月中旬まで、巨峰の直販・もぎ取りのお客様をお待ちしています。この機会に、こだわりの種有り巨峰をご賞味頂ければ幸いです。 

●巨峰2kg詰め:3,000円より 
●巨峰パック詰め:2,000円より
●もぎとり(要予約):
  大人1,000円
  小人(3歳から小学生まで)800円
●連絡先:〒399-7200 東筑摩郡生坂村下生野3298
 電話:0263(69)2603
 携帯:090-1275-6920
 昼間の連絡は携帯へお願いします。

連絡をいただければ、ご案内を送付させていただきます。
よろしくお願いいたします。


編集後記

 長野県の今年の梅雨明けは、昨年より2日、平年より12日遅い8月1日でした。期間中の松本の降水量は平年の76%、日照時間は71%、平均気温は−0.3度で、どんよりとした日が続く、信州らしくない梅雨となりました。
 全国的に梅雨明け時期は年々遅くなっているようで、地球温暖化の影響とも言われています。最近は安曇野でも南国の蝶の飛来が確認され、信州でも温暖化の影響が現れはじめているのかもしれません。
 最近は水筒や箸を持ち歩く人が増え、私も今年から直接飲めるタイプの水筒を使い始めました。地球温暖化というと国家的な問題と思われがちですが、まずは身近なところから、自ら、すぐに始めることが大切なのだと思います。(宮)

 職業柄、あちこちのリゾートと呼ばれるエリアに出向くことが多いのですが、そのなかでも今夏は珍しく志賀高原にて業務がひとつ入ることとなりました。現在週に3〜4日は出向いていますが、さすがに標高1500m前後の高原は下界に比べて肌に感じる空気が違いますね。気温もそれなりに低いのですが、流れる風に湿り気を感じないのが何より嬉しく思えたりして。今年の梅雨は安曇野でもジメッと感じる日が多くて滅入りましたが、そんな時節に快適な高原へ避暑… もとい、仕事に出かけられるのはちょっとした役得、ですかね。(高)

 今年は知人から、大きくて粒の揃った完熟南高梅を2キロ頂いたので、酢と塩、砂糖でつけ込み、3週間ほどかけて梅酢を作りました。そして残った梅を三日三晩屋外で干して、とても上等な梅干しができました。ぽったりとした触感と上品な味で、ひいきにしている和歌山の完全無農薬梅干しをしばらくは買わなくてすみそうです。やはり手作りはいいですね。(中)

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会報目次

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