Iターンネットワーク

新・信州人倶楽部


▲▲▲ 新・信州人倶楽部報 ▲▲▲



第77号

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  ◆バーベキュー例会のお知らせ

 次回例会は、夏恒例のバーベキューです。毎回楽しみにして参加してくださる方もいらっしゃるので、献立をそろそろ考えなれればなりません。初めての方もぜひ参加してみてください。
  いつものように美味しい食材を準備して、皆さんに満足していただけるよう頑張ります。また、久しぶりに会う会員さんとの懇談も楽しみです。どうぞふるっての参加、お願いします。

日時:7月8日(日)AM10:00〜
場所:梓水苑バーベキュー会場
    (バーベキューハウス)
 Tel :0263−78−5550
    長野県松本市梓川倭4262-1
 ※駐車場は梓水苑駐車場ではなく、会場に近い「松香寮大駐車場」が近いです。
会費: 1,000円(※印をお読みください)
    お酒を飲む方はプラス500円
    小学生のお子さんまでは無料
※今回も参加型例会にしましたので、会費とは別に、大人1人あたり1,000円くらいの食べ物や、飲み物を持ってきてください。 ご自分で準備したバーベキュー用食材、サラダ、おにぎり、デザートなど大歓迎です。あらかじめ準備できない方は、1,000円分加えた会費(2,000円)をお支払いください。
※小学生までは無料としていますが、とてもよく食べるお子さんの場合、一人500円をお願いします。
申込:中澤まで
 電話:0263−50−6315
 Fax:0263−50−6512
締切:7月1日 

 当日は、皆さん一緒にバーベキュー作業に参加してください。いつものように、男性諸氏にはかまど係をお願いします。
 またゲストの参加も歓迎ですので、誘いたい方がいましたらどうぞ声をかけてみてださい。
 ゲストの会費は、500円アップの2,500円となりますが、手ぶらでいらしてください。

   ◆総会報告

 今年の総会は、アルプス公園森の入口休憩場会議室で行い、遠方では長野市、茅野市をはじめ、県外からは川口からも参加頂きました。今回は倶楽部に興味を持っていただいた家族にもオブザーバーとして同席してもらい、総会後の昼食・懇談ではいろいろの話が出て有意義な集まりでした。
  今年度事務局体制ですが、昨年同様3名の運営委員で行っていきますので、よろしくお願いします。


辻 正道

郷土に“いいもの”発見!

〜信州上田にて〜


 今日は上田のH書店の外商部長Aさんと『写真記録 長野県の災害』の初の同行販売です。
 本企画は小社今年一番の目玉企画で、天明3年の浅間山の噴火から昨年の県北部(栄村)地震まで長野県の過去の主な災害を400点の貴重な写真でつづる、“初の長野県全災害記録!”であります。お客様の生の声を聞き、本の作り方、売り方を研究するため、地元の書店さんと1日セールスに歩きます。

 公立図書館、学校図書館はまっさきにいくところ、それだけでは数が伸びませんので、いかに個人のお客さんに予約してもらうかが成功のカギとなります。
 まずは市内にある地元史学会事務局へ、郷土史研究の先生にあたります。「高い本だねえ。まあ、今回はいらないね」。塩田の公民館へPRにいきます。窓口の若い女性のかたが「パンフレットだけそこへ置いていってください」。

 今度こそはと、仕事がら必要と思われる、上田の消防署へ。受付の男性は「タイムリーな、いい企画だと思いますが、私の一存では決められません。上のほうと検討し、必要なら連絡します」、こんな感じでなかなか進みません。
 10年前なら、ふたつ返事でおつきあいしてくれた方もなかなか渋いです。本の売れないこの時代、しかも1冊9.975円もする高い本です。ポンポン決まれば苦労しません。だんだん2人ともあせってきます。でもめげずに根気よく、とにかく1人でも多くのかたに、ていねいにご案内するのみ。

 市街地を一望する高台のレストランで昼食とし、作戦をたて直します。このお店はH書店の上得意様のようで本棚には小社刊行の本がずらり並んでいるのが目につきます。お支払いの折、「今年はこれに全力あげて取り組んでいます」とおもむろにパンフレットを出します。「まだ先の刊行ですね」「刊行は9月ですが予約限定販売なのでよろしければお早めに」「主人と相談します」もう一歩というところです。

 午後は農村地帯の青木村のほうへ、前からの得意先を回ります。奥様が出てきて「主人はもう年でボケてきてるから、新聞も読まなくなってね〜」「これはビジュアルな写真集ですからだいじょうぶですよ。奥さんなんとかたのみます」「じゃあ、これが最後になると思うが、1冊もらっておくか」「ありがとうございます。責任もって後世に残る本を作ります!」午後2時、ようやく本日予約第1号です。最初の1人が決まれば調子が出てきます。

 山手の田んぼで田植えをしている方を見つけ、声をかけます。「H書店さんか、久しぶりだね。ここまで来てくれたのなら、買わないわけいかないね。いいよ、名前書いといて。おやじさんは元気かね」商品の魅力より、長年の人間関係で注文をもらった感じです。だんだんA部長もエンジンがかかってきました。

 次に坂城町の歴史の好きなお客さんへ。「この近くでは何が入っているんだ?」「浅間山の噴火とか、千曲川の戌の満水とか。あっそうそう、最近、国の重要文化財になった松本牛伏川のフランス式階段流路もちゃんと取り上げています。 「また、昭和19年の幻の諏訪地震も資料が見つかり、本邦初公開で紹介できます!」、「ほう、それはまだほとんど知られていないね。長野県の貴重な災害史の本か。今こそ、歴史の教訓に学ぶ時だね。予約するよ」。私もようやく熱が入ってきました。

 結局夕方6時まで回って成果は6冊。目標は10冊ですが、現場セールス初日としては、まあまあというところでしょうか。自信が出てきました。次回こそ1日10冊クリアーだ!

長野 鉄雄

日本人に信仰心がないというが…


 最近感じていることがある。私自身なぜか子供のころから、この年になるまでお恥ずかしながら、心からウルトラ戦士が消えないのだ。
 ビデオが現在ほど家庭に普及していないときは、どんなに朝早かろうがウルトラ戦士の再放送を幾度も見た。そのたびに家族に子供あつかいして笑われたものだ。私自身、自分は精神年齢が極めて低いのだ。だが人に迷惑をかけなければそれでよいではないかと思ってきた。

 そのウルトラ戦士ももはやテレビで放映されてから40年以上にもなる。これはそれだけ大勢の人々の支持を受けているからに他ならないのだが、なぜこのような現象がおきているのだろうか。
 欧米人は、信仰心というものが顕在化している。以前外国人と日本人が仕事をするときに日本人が自分は信仰をしていないといったら、仕事で外国人に相手にされなくなる話を聞いたことがある。神仏を信じていない人間は信じられないということらしい。
しかし、日本人も実は信仰心というものをもってはいるが欧米人のそれとはちがい、潜在的にもっているのではなかろうか。
 その表れが実は、私も含め過去に大勢の子供からウルトラ戦士が大うけに受けていることなのではなかろうか。

 でなければ、40年以上にもわたり、これだけ大勢の昔の子供に支持されているとは考えにくい。特に現代社会においては、昔の子供たちにとって、何が正しくて何が悪いのかを見極めるのが非常に難しいこととなっている。日々ネットやテレビにでているニュースを見ればそれは一目瞭然である。そこで昔の子供たちは、どこか信仰心をウルトラ戦士や仮面ライダーといった勧善懲悪ものに無意識に見出しているのではなかろうか。

 私は、正直、心の中にウルトラ戦士がいてくれたおかげで、幾度か救われた思いをしたことがある。笑われるかもしれないが、無意識に日々生活の中で苦悩に陥った際に彼らの姿を心の中に思い浮かべているのである。このまま年をとってもよいと思っている。
ちなみに、大半の大人は何に信仰心を見出しているのか。それは今も昔も変わらず仕事ではなかろうか。
 おそらく外国では到底考えられないような通勤ラッシュにも耐え、つらい仕事にも耐えていることからもそう思える。そしてよくも悪くも今日の日本がこんな風になってしまったのではあるまいか。

 そういう私もウルトラ戦士のみならず、無意識に仕事にも信仰心を見出そうとしているのかもしれない。それがいい方向に行くか行かないかは別として…。

Toshi

蕎麦の話 〜その5〜

 ソバ切りについて前回歴史的な話を調べてみましたが、今でも詳しい事は分からないのですね。昨日たまたまTVを見ていたら“江戸のそば”の番組をやっていましたが、江戸や大坂の古い蕎麦屋の原点について「蔦屋」(通称「薮そば」)や「砂場」の名があげられていました。
そして、そば切りの歴史的な出典についても前回私が新しい発見があったと記した、1574年(天正2年)大桑村の臨済宗の「定勝寺文書」の記事に訂正されていました。但し、信州のそば屋については、古い時代の記録が残っておらず、今後の郷土史家等の研究にその成果が待たれる所です。
最近の信州の美味しいそば屋については、ガイドブックでも新しいデータに基づいてより新しい物が出来ており、昔に比べてかなり信頼の高いものになって来ているようです。
とにかく味については自分で食べて納得できるお店を探す以外にない、ということですね。一番楽で良いのは、そば打ち好きな友人を見つけて、打ち立てを食べさせてもらうこと。それが難しいならば、自分で打ってみることです。
最近では小学校でも教えるために、簡単なそばの打ち方の本も出ているようですし、100gからでも打てる方法、なんていうのも有るようですから、前にも書いたように、案ずるよりも生むが易しで、自分で打つのが一番簡単で一番美味しい、ということになりそうですよ。
ここ信州では、直売所や道の駅に行けばそば粉も新しい物がすぐに手に入りますし、打ち粉だって買えるし、味もどれも劣らずに美味しいですから、私としてはお勧めですよ!
先日国営公園でも振舞いそばを出した所ですが、そば粉の保管方法も進歩して来て、真夏でもかなり良い品質の粉が冷凍保存や真空パック等で手に入りますので、昔の様に急に味が悪くなることが少なくなりました。それだけそば好きにとって今は良い時代になったといえるでしょう。いずれにせよ、皆さん美味しいおそばを食べましょう。
長々と続けて来た私のおそばの話も、そろそろこの辺りで筆を置くことにしましょうかね。いつまでもだらだらと続けていると、不味いそばではありませんが、伸びてしまっていけませんからね。
では皆さん美味しいおそばが打てたら是非呼んでください。お待ちしていますヨ。

 

だるちゃん(大町市)

会報を読んでみて 

〜「よりましょ」76号〜

 〜東京杉並にて〜 辻正道さん
 本来厳しい仕事なのに、考えの切り換え一つで楽しみにもなってしまい、さすがベテランの域であります。ネットカフェが一晩1600円とは驚きました。若い頃、神田の古本屋巡りを思い出しました。
明治初期の躾の本など、今思えばずいぶん価値のあるものだったのですね。和紙に書いてあってこよりで結んで。今手元に無いのがいとも残念です。

〜夕張市役所を訪ねて〜 長野鉄雄さん
 夕張市役所のかたが、てきぱき仕事をこなしたのはゼロからスタートする者の強さがあったのだと思います。長谷川さんだってそのまっすぐさと緻密な思考能力があるし、損得抜きで全力を尽くしただろうと思います。

〜蕎麦の話〜 Yoshiさん
 1574年「振舞ソバキリ金永」木曽郡の文書のこと知り得たことは凄い事だとおもいます。年光さんは蕎麦作りの実践と理論上の裏づけと両輪マスターしている感じです。池田町の活性化にも貢献しています。教室実現、本当に良かったです。生徒さんも優秀に育ちます。

〜ブッチ君やってきた!〜 チョコさん
 こういう形で震災に協力された倉林さん本当に頭がさがります。環境も人も良い所に来たブッチ君徳を備えた犬であります。

〜病院と医者と上手につきあうには〜松田房代さん
 松田さんに患者と医者の信頼関係の大事さを教わりました。より早く病気が治れば有難いことです。松田さんの行動は面倒くさがらず、必要なことをしっかりやる。見習いたいです。
 快晴でアルプスが良く見える日。午後1時以後でしたらいつも私は暇です。どうぞ遊びにいらっしてください。

〜USTREAM情報番組〜 ゆうじんさん
 放送作家・町山広美さんの記事「動画配信番組の面白さ」が信濃毎日新聞に載っていました。その日のWOWOWプライムショーでも、数秒ですがUSTREAMの3人のメンバーを紹介していました。最近話題が多いです。時代の先端でのご活躍うれしいですね。
 YouTubeで私も見ました。今度は5月29日21時からとか、楽しみにしています。山を愛すればこそできる仕事。yujinさんたちの魅力が、そのまま反映されるよう心から願っています。

編集後記


 花桃が見事に咲き始めました。
 石楠花、レンギョウも咲き、にぎやかな色を楽しんでいます。(倉)

 新しい年度のスタートとなり、今年度の初顔合わせとなった総会の席で、皆さんのお顔を拝見していると、何だかいつも同じような顔ぶれだと気付きました。 … 何だかチョッピリ寂しい気がしたのは私だけでしょうか?!
 せめて総会くらい、もう少し多くの会員に参加頂けたら… 念じてしまいました。(Toshi)

 先日、各市町村で使っているゴミ袋の価格について新聞に記事が出ていました。それによると、ゴミ袋の価格は小売店によって異なるそうで、今まであまり考えたこともなく、松本市では生ゴミ用の袋で大体10円程度かな、というのが私のレベルでした。
 で、近くのデリシア(アップルランド)に行ったときのこと。レジ傍に30枚入りのゴミ袋が、メーカー希望小売価格409円と印刷されているのに、販売価格は209円とあります。ム!、これは安い、と思わずカゴの中に。
 そして後日カインズホームで20枚入りの袋を見ると、140円でした。これを30枚に換算すると210円です。そうか、このあたりではほとんど同じ価格なんだ。そしてつい最近のこと、ツルヤで確認したら、何と20枚入りが104円。一枚5円ほどで、どうやらここが一番安いようです。
 今まで関心の無かったゴミ袋の値段ですが、松本市以外のところでは、販売代金が収集手数料として自治体に納付される有料袋が義務付けられ、一枚数十円のところもあるようです。
 ゴミ袋の価格が極端に高ければ、それなりにゴミの量が減ることも考えられますが、実際はどうなのでしょう。
 私も野菜の切りくずなどをゴミで捨てるのが気になっているので、やはり堆肥にするなど必要でしょう。ゴミ袋が安いから何もしないではなく、今後考えていきたいです。
 ちょっとしたきっかけで、自分の生活を見直すことになりそうです。でも会員の皆さんから見ると、ちょっと遅いかな?(笑)(中)

 

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