Iターンネットワーク

新・信州人倶楽部

▲▲▲ 新・信州人倶楽部報 ▲▲▲


〜第8号〜

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〜やぶ睨み信州考(1)〜


M.M.


 信州に憧れを持つ人は多いし、信州の言葉に憧れを持つ人もまた多い。
ある人は山であり、ある人は高原であったり、また堀辰雄などの文学作品からも信州に憧れる人も多い。長野と言うより、信州と言った方が体にピッタリくると言うのは私一人だろうか。
さて、その信州、信濃の国について考えてみよう。

 標題のように独断と偏見で「長野県の歴史」と云う書籍から抜粋すると、<信濃は和銅分年(713年)の好字制以前は科野と書かれ、「古事記」はこの科野を使っている。そこで科(しな)の木にからめて原始時代からその樹皮が繊維品の材料とされてきた科の木が多いからと解釈されたり、(中略)風神を級長戸辺命(しなとへ)と呼ぶところから風や風神にからめた“しな”と考える説もある。しかし今日では加茂真淵の「信濃国を古は科野と書き、その郡にも埴科、更級…(中略)山国にて科坂あれば地の名となりけんをも思い合すべし」という地形から来たとする説が最も有力なのである>と記述してあります。

 また、地図を開けば明科、豊科、立科、蓼科、保科、浅科、などと挙げることができます。ここからあとは小生の想像と独断ですすめさせていただくとすれば、「科」とは分類するとか分けるの意で、科学の基礎も又、分類することから始まっています(ただし西洋より来た考え方)。使われ方として、社会科学、もっと身近では理科、文科、内科、外科、昔の学制での予科、高等科、尋常科といった風にも使われています。

 信州の地形から山岳が河川により長期間にわたり浸食された結果、河岸段丘が多く発生(?)し、その段丘を科と呼ぶようになったようです。(段丘でよく分かるのは伊那谷で、天竜川の川辺と高速道路側のところでは、同じところかと思うほど感じが違っていることを実感させられます。)このように段丘を一段づつ科(分類の意=区分する)という文字を当てると科(しな)という国が見えてくるのではないでしょうか。

 昔中国の官史登用試験を「科挙」(かきょ)と呼び、この試験を通ることに大変な努力をしたようで、丁度日本で云えば国家公務員の上級職試験を受けることに通じているようです。
「科挙」もまた、一段高いところへ昇るの意、とすれば科もまた、段丘と考えてもいいのではなかろうか、と思ったりします。

 さて諸兄姉、「信濃」の言葉はどこから来たのでしょうか。御教示下さらば幸甚と存じます。



 

 

〜第6回例会に参加して〜

T.Y.

 

 日晴天に恵まれ、心の中ではマレットゲームはびりから数える方が早いだろうと覚悟して参加したのですが、なんと私が優勝してしまい驚きです。

 家に帰り妻に記念品とスコアを見せると「信じられない、でもあなたが勝てたのなら私身体の調子が良くて出席してたらトップ争いだったかもね」なーんて弱いくせに…。その上「ほんとにマグレットね」だって。でも皆さんと談話をしたり食事をしたりなごやかな楽しい一日でした。

 阪神大震災から逃れてこちらに来て丁度丸3年です。妻と2人暮らしです。子供無。もっぱら2人で小旅行をしたり友人、親戚が泊まりに来るとあちこち案内し喜んでくれるのがうれしいのです。マレット、カラオケ、それと小さい菜園とお花畑(小さい)の手入れくらいです。
皆さんお暇に遊びに来て下さい。ただしお漬物は作ってませんが、コーヒーでも如何。

 


 

10月度(第7回)例会のご案内

今回は専門の先生と供にキノコ狩りに挑戦します。

 


会員紹介

今号では3人の会員に登場してもらいます。


第6回例会報告

松本市のアルプス公園でマレットゴルフを楽しみました。


〜無農薬野沢菜刈り取り・他〜

 11/末から12/上旬にかけて無農薬野沢菜の刈り取りができます 。漬け方の講習もしますのでどうぞ。

 会報7号の「農作業の助っ人求む」に中倉さんと立花さんに来ていただき、大変はかどりました。私のブドウはスイス村ワイナリ−で飲めます。品種はシャルドネ・メルロ−・ナイヤガラです。 (K)

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〜「Iターン就職者1,500人達成記念事業」出席レポート〜

 Iターン相談室を経由して長野県にIターンした就職者が1,500人に達したことを記念して、10/2、3の2日間をかけて長野県社会部職業安定課雇用対策室主催による記念バスツアー(企業、工場、施設見学)および企業説明会が行われました。
 同室より我が新・信州人倶楽部に講演依頼があり、就職担当カウンセラー役である立花さんと私石田の2名で講演を行いました。

 Iターンするにあたっての注意事項や助言、信州の風土、環境、人間関係、物価や土地問題など、我々の実体験や生の感想を伝えることができたように思えます。また、参加者や県の職員の皆様にも好評であったように感じましたし、我が倶楽部の存在をアピールできたようにも思えます。

 ただ、当初県側は100名程度を予定していたらしいのですが、実際の参加者は8名と少なく、行政の企画やPRのまずさを感じました。しかしながら、講演後も参加者は我々2名のところに「生の声」を聞こうと訪れてくれ、ざっくばらんに個別に話をすることができたのはお互いによい体験であったと感じています。農業を希望している方、3年も悩み続けている方等さまざまですが、我が倶楽部の例会等にも参加希望をもっているようですし、実際に倶楽部員の話を聞いてみたいとおもっているようです。その際は、倶楽部員のご協力をよろしくお願いします。 (I)

〜忘年会のお知らせ〜

 忘年会を12/5(土)〜6(日)に宿泊で予定しています。まだ少し先のことですが皆さんの都合もあることから早めにお知らせします。

 場所は堀金村ほりでゆ〜の奥の啼鳥山荘(ていちょうさんそう)で、会員並びに新規会員やIタ−ン希望者の交流の場として宿泊で予定しています。日帰りでも可。詳細はまだ未定です。

 


編集人から

 台風7号の被害で、梓川の矢橋ではニセアカシアの木がいたるところで倒れています。私の家の庭の木も何本か傾いたものがありました。松本の37.6メートルの風、すごかったですね。

 さて、倶楽部のホームページですが、土曜日集計のためそれ以外の曜日では正確な値が出ないことが判明。9/26日(土)のデータでは月に650件のアクセスが確認されました。結構ありますね

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