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新・信州人倶楽部


▲▲▲ 新・信州人倶楽部報 ▲▲▲



第83号

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   忘年会のお知らせ

 前回の会報でお知らせした今年の忘年会、詳細が確定したので改めてお知らせします。
スケジュール
 日時:12月14日(土)PM7:00〜
 場所:ホテルブエナビスタ(1階)
     中国レストラン 聖紫花
 会費:5,000円
 お子さまプレート(1,000円あるいは2,000円)が用意できますので、子供連れの方はお申し出ください。
 
参加申し込み:12月7日(土)迄
※ビンゴゲーム参加料500円、二次会参加料500円(お酒を飲む人は1,000円)が別途必要ですので、参加される方は会場受付で会費と供にお支払いください。
※宿泊の方は忘年会プラン割引価格でシングル5,000円(朝食付6,000円)の部屋を用意しています。宿泊料金は各自チェックアウト時にお支払いください。
※ホテルへは、JR松本駅「お城口」から徒歩7分、バスターミナルからは徒歩5分です。また松本駅「お城口」を出て、駅前右手にあるロータリー内から、ホテル行きのシャトルバスが随時運行していますので、ご利用ください。
それでは今年も楽しい忘年会になるよう、皆様の参加、よろしくお願いします。

辻 正道

郷土に“いいもの”発見!

〜ハワイ島にて〜


 アロハー!ここは太平洋のど真ん中、ハワイ島です。たまたま、私と同じ大の旅好き、そしてサーフィン、ダイビングなど海大好きの二男がオアフ島ホノルルで結婚式を挙げたものですから、足を延ばしてこのハワイ島に家族そろってやってきました。
 ハワイ島はハワイ諸島の中で最も東にあり、また最大の島です。日本でいうと四国の半分、岐阜県と同じぐらいの大きさです。この島は、教科書にも出てくる、あの真っ赤なドロドロの溶岩が流れる不気味な活火山、キラウエアで有名ですが、私にはそれ以上に富士山より高い山が2つもあり、古い町がよく残っているというのが大きな魅力です。

 飛行機が島東部のヒロ空港に着くとまず、一番の高峰マウナケアの雄大な姿と美しいすそ野に圧倒されます。その高さは13,796フィート、実に4,205mです。富士山より500mも高い!でも傾斜がゆるやかなため、とてもその高さには見えません。今日は息子の運転するレンタカーで島の北半分を回ることにしました。

  まずは州立公園アカカ滝を見学、高さがなんと135m、スケールが違います。次に島北部の小さな町ホノカをぶらぶら歩きます。にぎやかな観光地、オアフ島のワイキキとは全然違います。まるで西部劇に出てくるような、いかにもアメリカの開拓時代の町そのままという感じです。
 お店に入ると骨董品のような古い雑貨が無造作に並び、外ではおじさんたちがいすにすわってのんびりタバコをふかし、世間話に花を咲かせています。家の広い庭にはまっ赤なハイビスカスや紫のブーゲンビリアの花が実に鮮やかです。私は島のあちこちで見かける街路樹プルメリアがすっかり気に入りました。

 その白い花はとても清楚で香りがよく、ハワイでは親愛をあらわすと言われ、島の伝統工芸ハワイアンキルトのデザインにもよく使われています。町の小さなカフェに入ろうかと思いましたが、渋すぎて他のみなさんはどうやら敬遠のようです。
 西へ30km走るとワイメアの町です。大きなスーパーを見つけ、ちょっとのぞいてみました。島の近海でとれるアヒ(マグロ)、マヒマヒ(シイラ)のほか、特産のバナナ、パイナップルが格安で並んでいます。

 コーヒー好きの私は、まよわずハワイ島特産コナコーヒーを豆で買い、隣のハンバーガー屋に入り、やっと昼飯です。
 ハワイでは料理も飲み物もすべてビッグサイズで、1つ注文すると2人分ぐらいのボリュームでドンと出てきます。体が大きいアメリカ人はこれでいいのでしょうが、私たちには2人で1つ頼めばちょうどいいぐらいです。
 でもさすがビーフは安いし、おいしい!それに店の人がとても感じがいいし、サービスがいい。

 あとで考えますと、これはチップ(15%ぐらいのチップが当たり前となっています)をたくさんもらおうという魂胆なのかもしれません。が、それでも私たちお客を結構楽しませてくれるものですから、サンキュー!サンキュー!と言ってチップをつい、はずんでしまいます。

  いよいよ島のかなめ、マウナケアの登山口をめざします。草原がずーっとはるか海まで広がり、道はどこまでもまっすぐに続きます。山の近くまできましたが、残念ながら今日はガスがかかり、上は見えません、それになんだか急に寒くなってきました。
 息子が高度計を見てびっくり、1900m!どおりで寒いわけです。付近は真っ黒な溶岩が一面に広がり、火星にきたような異様な光景です。いくら山好きの私でも、ちょっとこれじゃ登る気になれません。

 樹林帯もなければ梓川のような清流・渓流もなく、高山植物もなさそうです。火山ですからしようがないか。そのかわり、大好きな温泉がいっぱいあってもおかしくないのに、これもナッシング。火山島なのになぜ?どうやらアメリカ人は温泉に入る習慣がないようです。もったいない!掘ればどこでもすぐ涌くのに。
 
  島の南部にはあの有名な国立公園キラウエアがありますが、今、アメリカの議会がもめているせいで国の機関はすべて閉鎖、入れないとか。
えーなぜ?議会とどういう関係があるの?まあーいいか。ぼちぼちホテルへ帰り、島のビーフと冷たいビールでくつろぎましょう!

長野 鉄雄

自分を取り巻く色について


 私は最近、自分を取り巻く色というものに左右されているということに気が付きました。
もっとわかりやすい言い方で表現するならば、家のインテリアというのでしょうか、カーテンやら家具やら、それらの色によってずいぶんと気分や感じる疲労度が違ってくるようです。

 その昔、バブルの頃の事ですが、クルマのメーターは何色が見やすいかという議論が巻き起こったことがありました。面白いことに国内では緑色系が良いとされ、輸出するクルマはオレンジ色が良いとされていたようです。それは人の瞳の色と関係があるのだそうです。

 ただ、私は仕事でPCの画面の設計をする際に、緑を下地としたものはなるべく避ける」ようにしています。PCの青や緑色は私の目にはきついと感じるのです。
そこでなるべく薄いグレーを多用するようにしています。これが一番受けが良いようです。

 ちなみに話はクルマのメーターの色の話に戻りますが、私は23歳のときから今日に至るまで、メーターのメモリは白、針は赤です。
 慣れてしまったからでしょうか。これが一番見やすいと感じます。。

中澤 滋

塩田平探訪

 松本から北東方向、上田に行く途中に北向観音で有名な別所温泉があり、その辺りの地域を塩田平と呼んでいます。信州に移住してきた当時、観光情報などで少し勉強したとき、その塩田平は信州の鎌倉と呼ばれるように、多くの神社仏閣が集まっているとのこと。それも、なかなか見応えがあるようなことを知ったのです。

 でも信州に20年以上暮らしていながら、この地へ出向いたのは初詣に行った北向観音と、無言館に行ったときの2度だけでした。
 女房は何年か大阪で暮らしたことがあり、毎週のように京都へ出て寺巡りなどをしていたことから、移住してきた当初「神社仏閣には興味があるので、塩田平に行ってみたい」ということを言っていたのです。
  ところが信州は見所満載。私たちは自然を求めて北から南、東から西へと有名どころを訪ね歩いているうち、いつしかすっかり塩田平のことを忘れてしまっていたのです。

 さて今年の秋ですが、私たちは箕輪町の赤そばを見に行き、開田高原に木曽馬を見て、蓼科高原、乗鞍高原、野尻湖の散策など、週に何回かのドライブをする日が多くなりました。
 それも当日の朝、天気を見てから場所を決めるやり方で、「北は雲が多いから南や東に行こう」などと、結構いい加減な感じでした。でも昼食で迷わないよう、お弁当を必ず持参することくらいが計画性ある行動、と言えるものでした。

 そんな10月のある日のこと、朝起ると天気はあまり良くなく、これでは高原の紅葉狩りはやめることにして近場で楽しめる場所をネットで眺めているうち、「塩田平」が目に飛び込んできました。「そうか、そういえばあの辺りのことはあまり知らないなあ……」と思い返し、ちょっと訪ねてみたくなりました。

 安楽寺八角三重塔は国宝、前山寺三重塔、中禅寺阿弥陀堂は国指定重要文化財に指定されているので、まず前山寺から巡ることにして出かけたのです。
 当日、いつものようにお弁当を用意して、愛犬のオスカーを乗せて出発。最近は通ることが無くなった三才山トンネルを抜け(雪が降ったときのこの道路は怖かったなあ、などと昔を思い出しながら)、そのうち平出トンネルを通って塩田平に入りました。

 そして空海上人が霊場として開いたと伝えられる前山寺に到着。国重要文化財の三重塔は2・3層に扉も窓もなく、そして他の構造部の状態から未完成であると見られているものの、見た目には立派な三重塔に見えるもので、私達には何の違和感もありませんでした。

 寺の入口で塩田平の観光案内図をもらったので、付近をじっくり見てみるといろいろ見所があります。そこで予定外でしたが、近くの龍光院を次の場所と決めました。この辺りは歩いて廻る人もいるようですが、私たちは犬もいることなので車での移動です。

 龍光院ですが、塩田北条氏の菩提寺として庇護され隆盛するも、その後新田義貞に組した為一族が滅び、その後衰退したとあります。本堂には、狩野永琳の手による花鳥人物図屏風があり、それを観て次は中禅寺です。

 中禅寺薬師堂は鎌倉時代初期に建てられた阿弥陀堂建築で、有名な中尊寺金色堂薬師堂と同じ様式で、建築年代から中部日本最古の建物と推定されている、との案内があります。茅葺きの屋根といい、それは趣のある建造物で今回のピカイチでした。

 最後は安楽寺八角三重塔を目指します。北向観音の近くで車が少し混んでいましたが、無事に到着。ここの塔は江戸時代以前に建てられた現存する唯一の八角塔だといい、禅宗様建築としては日本最古の建物とされ、昭和27年に国宝に指定されたそうです。うーん、八角塔のせいかなかなかの迫力です。


 今回は4箇所を廻りましたが、「紅葉が進んだ季節や、桜などの花の季節にまた訪れたいな」と思うほど、印象深い旅でした。
 そして帰宅してから気がついたのですが、善光寺、大宝寺(青木村)、仁科神明宮(大町市)、松本城、そして今回の安楽寺で、長野県の国宝5箇所全部行ったことになりました。知らないうちに廻っていたようですね。

編集後記


 冬らしくなってきた蓼科。薪ストーブを使い始めました。
 松本に出掛ける度に、高速道路が怖くなくなってきていることに気付きます。慣れることの大切さを感じます。
 例によって、言いたいことを話し、楽しい時間を過ごして帰りました。
 
 そんな中で、自分の世界では触れることの少ない情報に触れることができます。知らないことの怖さ、知っているとの思い込みの怖さ…。周りにはたくさんの素敵な人々がいます。
 真似したくても出来ないことも多いですが、自分らしくいながら、誰かの役に立てる人間でいたいと思うこの頃です。
 日々変わっていく山の色を眺めながら…。(倉)

 久しぶりに編集委員が顔を合わせて、楽しい時間が過ぎていきます。いつもの様に横道に逸れてばかりの我らを軌道修正しながら、上手に纏めていつの間にか次回の会報が形になっている。我らの編集長の魔法のおかげで今回も楽をさせて頂きました。ことしは最後まで編集長のお世話になりました。そして会員の皆さんのおかげです。皆さんに感謝!(Toshi)

 いよいよ冬間近。スタッドレスタイヤは先月新しく購入、今月20日以降に履き替える予定でいます。
 今年はメリハリと言うよりも、荒れた気象が多くあり増した。この冬は寒くなりそうなので、今から心配です。先日からストーブを入れ始めましたが、まだこたつは出していません。皆さんのお宅ではどうでしょうか?(中)

 

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会報目次

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