Iターンネットワーク

新・信州人倶楽部


▲▲▲ 新・信州人倶楽部報 ▲▲▲



第92号

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総会のお知らせ

 次回の総会は下記スケジュールで行います。皆様の参加よろしくお願いいたします。

日時:日時:4月24日(日)午前10時〜12時

場所:アルプス公園「森の入口休憩所」
    2階会議室
    問合せ:アルプス公園サービスセンター
    松本市大字蟻ケ崎2455番11
    Tel:0263-34-5640

会費: 会費:500円(昼食代)
 ※倶楽部活動費から補助します。  

申込:中澤まで
 メール:4792azusa@knd.biglobe.ne.jp
 
締切:4月17日(日)

※会場の「森の入口休憩所」に一番近い駐車場は、「アルプス公園東入口駐車場」となります。

高藤 惇

辻さんさようなら


 この年初に、同郷で同年代の辻正道さんを失って、ぽっかりと大きな穴が空いたような日々をおくっています。昨春に大腸にがんが見つかって郷土出版を退社され、緊急手術がうまくいって、リハビリの日々を過ごされているとばかり思っていました。

 最初にお会いしたのは、たしか2009年の大町で開かれた当会の忘年会でしたね。たまたま席が隣となり、「えっ、四日市?」「あなたは鈴鹿?」と同郷であることが分かり、すぐに打ち溶けて話が弾んだことがいまでもハッキリと思い出せます。

 そして3年前、松本で活躍する俳人で文筆家の佐藤文子さんが三重県の出身であることが分かり、佐藤さんの講話会をきっかけに「三重県人の集い」を開催しました。発起人となってくれた辻さんのお力のおかげでした。

 いま思うに残念なことがひとつ。一昨年のことですが、小生もお腹の調子が悪く、腸の内視鏡検査を受けてポリープが見つかってすぐに切除し、事なきを得たのでした。この話を辻さんにして、検査をおすすめすれば良かったということです。

 辻さんが専務取締役営業部長をされていた郷土出版社が、この2月で解散することになったそうです。心残りだったことでしょう。時代の流れとはいえ、辻さんが大きな支えになっていたのだな〜と、改めて思い知らされました。
 辻さん、さようなら。そして、どうかゆっくりとお休みください。

 

中澤 滋

辻正道さんを偲んで


 辻さんと私は松本市梓川の同じ町会に住んでいて、初めて会ったのは2009年度公民館役員のときでした。
 消極的な発言をする役員が多い中、辻さんは前向きで積極的な意見を言ってくれて、館長だった私を助けてくれました。中でも印象に残っていることは、辻さんが提案した町会初めての公民館事業、郷土の良いものを再発見する「ふるさとウォーキング」を春と秋の二回開催できたことでした。

 それをきっかけに話すことが多くなり、倶楽部の会員にもなってもらい、例会にもよく参加してくれました。
 そして会報には皆さんご存じの「郷土に“いいもの”発見!」と題する文を寄稿していただき、会報69号から毎号休まず掲載してきたのです。
  郷土出版社の営業として全国を飛び回る辻さんには、いろいろな土地の「普通にある郷土のいいもの」、それを発見するのが楽しい!そんな感じの魅力あふれる文章でした。

  前回の辻さん最後となった記事ですが、昨年9月に福島県土湯温泉での体験でした。そこに掲載された土湯の写真を見た方が、「今はもう無いけれど、おばあちゃんの実家のホテルが写っていた」とのこと。そして「辻さんが、こけし工房で話された職人の人は、おばあちゃんと同じくらいの歳だから、きっと知っている人だったと思う。今度田舎に帰ったら会報の記事を読んでもらいます」と言っていました。

  辻さんの、知らない土地での気さくな会話・行動を伝える語り口、そして美味しい食材とお酒をたしなむ場面など、読んでいて楽しい文章でした。辻さんが病気になってから、私が原稿の依頼を遠慮したら、「励みになるから」と言い、原稿の寄稿を続けてくれたのです。本当にありがとうございました。
 改めて辻さんのご冥福をお祈りいたします。

長野 鉄雄

マイナンバー法に思う


 皆さん、ご存知のとおり1月からマイナンバー法が施行されました。それに伴い、多くの企業がその対応に追われています。
 この法律は私が知る限り、1960年代から議論されていますが、施行するにあたり、福祉面など、社会的インフラ整備されていないなどを理由に施行が見送られてきました。そして今年の1月に、それらが整備されないままに強引に施行されています。

 お粗末なのは、長期にわたり議論されてきたにも関わらず、税金の徴収面だけしっかり取ろうとしていて、我々国民に与えるメリットとなる面がまったく整えられずに施行されているということです。
そして法律の施行決定から、施行までの期間がとても短く、企業はその対応に苦慮しています。

 生活保護を受けるべき人が受けられず餓死した状況で発見されたり、福祉面においても箸にも棒にも引っかからない状況である今日。こんな状況で大丈夫なのでしょうか。 ご存知かとは思いますが、先般、年金機構から大量の個人情報が流出しました。それと同じことがマイナンバーにおいても、発生しないとは限らないのではないでしょうか?
 情報が流出して、その損害を国民が被った場合、その責任は法律を定めた政府にもあるはずなのですが、そのことをマイナンバー法では定義していないようです。

 今、日本各地でマイナンバーをめぐって訴訟が起きているそうですが、どうなるのでしょうか。

中澤 滋

雪かき・雪下ろし道具のこと


 信州では大雪のときに必用となる雪かき道具。道路などの広い場所にはママダンプ、庭にはプラスコップとミニダンプ、凍り付いた雪には鉄製の角形スコップ、軽い雪には竹ぼうきなど、いろいろな道具を使います。
我が家は東南側に梓川堤防を望む角地で、南西側は畑があるので、L字形道路の雪かきは我が家だけでやらなければなりません。そして道路の長さは25メートルほどあり、作業はとても大変なのです。

 ただ道路外の空き地が多く、雪捨て場には困らないのが救いです。雪をママダンプでパワー全開で押していき、空き地に積み上げていきます。30分も作業すると、空き地には小さなすべり台がいつくかできています。
強引ともいえるパワー頼りの重労働なのですぐに疲れてしまい、道路上から完璧に雪をどかせるまでにはいきません。それでも休み休みの作業には数時間かかってしまいます。
 そして翌日の朝冷え込むと、残った雪が凍り付いてしまうので、そんなときは日中少し緩んできた頃、頑丈な鉄製角形スコップで氷を砕いたり、すくっての作業が待っています。「雪を残さなければいいのに」と思いますが、とても完璧には雪かきできないのです。

 さて我が家の大仕事の1つにカーポートの屋根の雪下ろしがあります。もう25年も経つカーポート、屋根からの落雪で何回かアクリル板を壊してきましたが、壁と屋根の塗装作業の時に、「スノーキング」という雪止めを屋根に取り付けてもらい、それからは被害が無くなりました。

 でもカーポートの上に雪が30cmも積もるときは、屋根が潰れる恐れがあるので、大雪のときは毎回雪落としをしなければなりません。脚立に乗ってカーポートの道路側と、庭側の2箇所で雪を下ろすのです。しかも降りの強いときには、夜中でも起きて雪落としをしなければならないので結構大変です。

 この雪落としに使う道具ですが、以前工事業者が置いていったアンテナ取り付けポールの先端に、60cmほどの板を取り付けてトンボ状のものを作り、それを使っていました。しかし一昨年の大雪のときの作業中に板が割れてしまい、使えなくなってしまいました。
 いつまた大雪がこないとも限らないので、すぐにネットで探して購入したのが「アルミロング雪落とし480型」というもので、サイズは幅63cm、全長は三段階につなぎ合わせることで、179cm・326cm・最長472cmで利用できます。

 この雪落としはそれまで使っていた手製のものよりはるかに軽く、使い勝手が良く気に入りました。またBSアンテナに雪が積もって衛星放送が映らなくなったとき、先端の雪かきプレートを付けない長いポールでアンテナの雪を落とすこともできるのです。

 当面は今ある道具で大丈夫。これ以上買う必用はないのですが、大きなママダンプに昨年からヒビが入っているのが気になります。
 それから雪かき道具にはシリコン系の離雪剤をスプレーすることをお忘れなく。これだけで道具に張り付く雪がほとんど無くなるので、気持ちいいこと請け合いです。些細なことですが辛い作業が軽減されます。

メールマガジンから

 メルマガ11月号 第70号

 メルマガ12月号 第71号

 メルマガ1月号 第72号

 メルマガ2月号 第73号

編集後記


 雪のない冬が続いています。でも、この会報がみなさんのお手元に届く頃には、いつもの雪景色になっているかもしれません。
 一昨年の忘年会のビンゴゲームでいただいたポインセチアが、クリスマスを過ぎてからでしたが、ちゃんと一番上の葉が真っ赤に色付いてくれました。
 毎日眺めては、「よく生き延びて頑張ってくれてるね。」と話しかけています。オーストラリアの知人の家の庭には、ポインセチアが背よりも高く伸びでいました。
 こちらで見るポインセチアからは想像もしていなかったのでびっくりした記憶があります。同じ時にいただいたシクラメンは、紫陽花の根元に預けたら、さっさと花を咲かせ枯れてしまいました。まさか庭に下ろしたらすぐに花芽を付け咲いてくれるとは思わなかったので大喜びしたのですが、夏を乗り越えられなかったようです。
 今は、ヒマワリの種を食べに小鳥達がベランダを訪問しています。でも今年はちょっと違ったお客も… エサ箱の前で長い尻尾を垂らしてねずみがせっせと食べているのです。これは慌てて追い払いました。(倉)


 暖かくなったと思えば急に厳しい冬になり、寒い日が続くと思えば急に春のような陽が降り注ぐ毎日になる。庭の木もどう対処して良いか分からなくなり、狂い咲きを始めてしまう…。そんな此の頃ですが皆さんは如何していらっしゃいますか? またまた会報をお届けする時期になりました。早いですね。ついこの間、編集後記を書いたと思ったのに、もうその時とは!
 最近はどちらかというと富山の義母の介護が中心で、ほとんど雪のない富山の街中で、気ぜわしく毎日を過ごしていますが、こちらに帰って来るとホッとします。
 自然を目の前に、寒さと雪に自由を奪われながらも何故か心が安らぐのです。そんな自分を安曇野人になったんだなあ!と省みることになります。でも悪くないぞ! 決してそんな自分は嫌いじゃないな… と思うのです。信州人になるってこんな事なんですね。 ……でもでも、やはり寒いですヨネ。
 富山の何倍も冷え込みがきついですから、帰ってから2〜3日はストーブを二台焚いて部屋を暖めています。なんて… 年ですかネエ!
 皆さんは会報を読みながらゆっくり暖を取って下さいね。ではまた……!!(Toshi)


 皆さんご存じですか? アメリカ政府は2014年5月20日、福島第一原発に関する重要な調査結果を発表。それによると福島原発事故で発生したセシウム放出量は、チェルノブイリ原発事故の10.5京ベクレルに対し、1.8倍の18.1京ベクレルだった、と認定したのです。たまに「福島の汚染はチェルノブイリより軽かった」と言う人がいますが、根拠のない言葉は信じないことです。
 それに、チェルノブイリでは車両のタイヤを水で洗浄後に汚染地外に出したというのに、福島ではそのような対策は全く無し。そして汚染地を通る国道6号線は、高線量のため車両は窓を開けずに走行することを条件での限定通行解除。そのためタイヤに付着した放射線汚染物質のチリが首都圏に運ばれ、拡散してるようです。
 首都圏で生活する人は花粉やPM2.5を気にする前に、放射能汚染をもっと気にした方がいいと思います。それからオリンピックの話題が多いですが、福間原発事故後に政府が出した「原子力緊急事態宣言」は今でも発令中なのです。(中)

 

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