新・信州人倶楽部メールマガジン  ━ 第99号━

発行:新・信州人倶楽部 事務局


〜信州からの便り〜 2018年4月号 
 2018年4月15日発行
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 こんにちは。「信州からの便り」第99号をお届けします。

 梓川の河原のヤナギも新緑の芽吹きが始まりました。松本城の桜は散ってしまい、城山公園やアルプス公園も散りはじめています。これからは飯山市、中野市、信濃町など北信濃が見頃になるようです。

 それでは今号もいくつかの話題をどうぞ。

 

小さな幸せ

チョコ(茅野市)


 孫の中学進級に合わせ、お祝いを買おうと夜行バスに乗って出掛けてきました。そこでちょっと嬉しいことに出合いいました。
まずは慣れない電車の移動。Suica(スイカ)を持っていますが、年に一度くらいの使用で結構ドキドキ。前の人に続いて入っていったら、反対側に待っている人がいました。思わず「ごめんなさい。」と頭を下げました。
  するとニコッとして「気にしないで」とお返事が返ってきました。今までそんな風に返していただいたことがなかったのでビックリ&嬉しさが…

 次は帰りの夜行バスに乗り込んだ時。三列シートで左側の前から二番目が私の席です。先頭の席には若い女性が二人乗っていました。真ん中の席の女性が私の座る前のシートの女性に「シート起こして」と声をかけてくれました。そんな気遣いをしてもらったことがなく何だかホッコリしました。もちろん「大丈夫、充分開いているから倒してね。」を答えました。
今回の移動で経験した嬉しいことです。

 昔はあずさでの移動が多かったのですが、三人家族の人が乗り込んできて私を無視してシートを回転。おしゃべりの中に入れられました。居心地の悪いこと!指定席でしたが車掌さんも気の毒がり前の車両が空いていますと声をかけて下さり、自由席に移動しました。そんな嫌な思いを感じることが多かった中で、今回は二つもの嬉しい対応に出合え、家に帰っても嬉しい気持ちが続いています。
 
 それプラス満開の桜もあちこちで見られました。

 

 

田んぼの仕事が始まる季節

だるちゃん(大町市)


 春もたけなわとなり、いよいよ主人の田んぼ仕事が始動しました。田畑となると目の色が変わります。農協から種籾9kg買い、100箱の苗箱が今はハウスの中で7cm位に伸びています。

 うめぼし博士の逆・日本史、樋口清之著の本によると江戸時代は重農主義で作物の品種改良や新田開発、農具の発達がめざましかったそうです。特に功績のあった二宮尊徳は立体幾何を応用した地形改良に於いて農業改革を行った。稲の苗の茎の部分の枝分かれを田の水温を上げることで3本から5本くらいに増やし、一穂に200粒の籾ができることを成功させたそうであります。
 
 又、大阪の宇兵衛さんによって稲扱き機が発明されました。今迄の10倍以上の能率が上がったそうです。その稲扱き機(千歯扱き機ともいう)と精米機が家の土蔵にありました。明治以前からあったそうです。主人が学校の用務員さんをやっていた時学校へ持って行って子供達の前で昔はこうやっていたと見せたそうです。

 美麻は生徒さんたちが学校の田んぼで田植え、稲刈りをして後で皆で餅にして食べるのです。やはり実践的、生きた授業で良いことだと思いました。農産物が豊かになると世の中も平和になります。

 先日、大北農協婦人部51回通常総会がありました。組合長の挨拶で述べられた事は、先ず国際貿易に関する「TPP」が大筋合意、「EPA」の合意、新たな「2国間交渉」の問題、二つ目は「農政改革」これは農業所得の増大、と地域の活性化を目標とする。それと「農業と観光」であります。地産地消で地元農業の振興に協力する。これなら婦人部の人達は皆努力しています。

 人口減少著しい美麻からJAバンクが無くなって、大町本所からの移動金融となりました。営農面が残るので、それだけでも良かったです。我が家では灯油、肥料、宅配(食料)ガス、農業機械、修理、車の保険等ほとんど農協に依存しています。いつも親切、丁寧、すぐかけつけてくれるので、主人が田んぼで機械が故障しても助けてくれます。今後のJAの発展を祈りたいです。

 

クレーマー

安曇野のアン(安曇野市)


 『安曇野市の○○ちゃんからメッセージ。あっ、いい話だね・・・・。』
 ラジオにメッセージを送った私は思わず録音し始めた。

  『私が通院している接骨院でのはなしです。院長の息子さんはあるハウスメーカーに勤務されてます。この度、新築の家を手がけることとなり毎日忙しい日々を過ごしてました。
 ところが、建築開始から毎日苦情の電話対応に悩んでいました。電話の主は建築中の家の隣の人でした。電話の対応に疲れ果てていたある時、息子さんはいつもより1時間程早く出勤するようになりました。父親である院長が「どうした?早い出勤だなあ。」と声をかけたところ、「うん、掃除してくる。」と言って玄関をでたそうです。建築中の家はもちろん、近所を毎日そうじしていたそうです。すると、苦情の電話は「ピタリ」と止まったそうです。

 苦情が無くなっても毎日息子さんは近所を掃除していました。ある時、道を隔てた家の人から「君はどうしてそんなに毎日掃除しているのかね?」と聞かれたそうです。すると息子さんは「建築中にご迷惑をおかけしてます。この家に若いご夫婦が住まわれます。気持ちよく過ごして頂きたいので掃除してます。」と答えたそうです。 すると向かいの人が「よし、君の担当で私の家をリフォームしてくれないか?」と新しいお仕事を頂いたそうです。これからますます忙しくなる息子さんです。』
 ラジオ番組のパーソナリティーの方はこの話に感激されてました。

  私はラジオでメッセージを読まれたことを接骨院の院長に伝え、さらに録音した模様を聞いてもらいました。すると、きっかけを作った院長が大変感激され、この録音を家族そして息子さんに聞かせたいと言われました。このメッセージが長野県内に流れて多くの方々が聞いていたということもあり興奮は抑えられませんでした。

 4月、新年度でフレッシュな人々が社会に出てきてます。これからどんなことが待ちうけているか?試練に乗り越えてほしいと思う今日この頃です。

 

 

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 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
 次回もどうぞ楽しみにしてください。
発行:新・信州人倶楽部事務局 発行人:中澤 滋
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