新・信州人倶楽部メールマガジン  ━ 第102号━

発行:新・信州人倶楽部 事務局


〜信州からの便り〜 2018年7月号 
 2018年7月18日発行
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 こんにちは。「信州からの便り」第102号をお届けします。

 関東甲信越は6月の異常に早い梅雨明けとなり、30度を超える暑い日も。7月に入り最近の気温は35度前後と異常な厚さで、熱中症での死亡者も多くでています。来月も暑い予報が出ていますが、すでに夏は満喫?したので早く秋が来て欲しいところです。

 それでは今号もいくつかの話題をどうぞ。

 

健康のありがたさと、人々のありがたさ

チョコ(茅野市)


 4月28日の朝、朝食の用意をし「さあ食べよう」と思った時、急に食べられないと感じた私。狐につままれたようなどうしようもない感覚です。

 それから2ヶ月近く予定をキャンセルし、ごめんなさい電話をしてひたすら横になる日々を過ごしました。いつもは行動的だと思われている私ですが、3〜4日すれば…1週間経てば…10日もすれば…そんな思いも裏切られ、開き直りました。
 ちょうど連休に入るところで息子が帰省していたので、「若くはないんだし、連休に入ったら病院もやってないし、今日診察受けに行け。」とお尻を叩かれました。

 渋々出掛けた馴染みの先生は、「アレルギーかな?それにストレスだろう。」と息子に診察受けに行けと言われたという私に子供はストレスの元と断言。一応家の子は良い子だもん!と反発したけれどそれ以上逆らう気力もなくお薬を頂き帰宅しました。

 1週間分の薬がなくなり、再度受診。出かけるのは病院に行く時のみ。そんな中、嫌でもキャンセルの連絡を入れなくてはならなかった心配してくれる人達の対人達から受けた対応をしみじみありがたいと思いました。
 弱っている時の優しさは身にしみました。結局きちんとした病名は分からず『年だ!』の声が一番大きかったかもしれません。自分を過信しないこと、周囲の人達のアドヴァイスを受け入れること。そんなことも感じました。


 不調に陥ってから2ヶ月が過ぎ、お休みさせていただいていた施設訪問も行きますと連絡を入れました。忘れられちゃってるかもしれませんが、また新たな気持ちで行くつもりです。
 寝込んでいる間に必死で草取りをしていた庭は、荒れ放題。私の嫌いな暑い季節に入ってしまいました。暑いのと、ブヨの攻撃。目をつぶることを選びましょう。無理をしない。自分が一番大事。と学んだことを生かします。

 

 

「タネの話と私たちの食糧」の講演を聞いて

中澤 滋(松本市)

 印鑰 智哉(いんやく ともや)氏の講演会が7月13日に松川村であり、女房と二人で受講して来ました。時間ぎりぎりに着いたら会場は大満員で、やっとのこと椅子を確保できました。狭い部屋にざっと見るだけで100人以上の人がいたようです。種子法の廃止については昨年からネットで多くの情報があり、アメリカのモンサントなど大企業の農薬や種子を購入させる政策だというのは分かっていました。

 ただ今回の講演では、私達が生きている地球が微生物の星であること、そして植物と微生物が作り出すものについての新しい知見を得られました。
 まず驚いたのは、野菜など植物の根の先には「菌根菌糸」という白い菌の根っこを作ることです。そして驚くことにこの菌根菌糸は植物から放出される炭水化物を栄養にして、病原菌から植物を守り、日照りでも水持ちも良く豊かな土壌を作るということでした。植物の根っこを抜いたときに、白い菌糸状のものがあることは知っていましたが、根っこの多くの部分がこの菌根菌糸だというのは知りませんでした。

 ところが化学肥料を投入すると植物は土中に炭水化物を放出しなくなり、微生物の活動が不活性して共生関係は衰えるとのこと。その結果植物は病虫害に弱くなり、土壌は水を保てなくなり土壌が流出しやすくなるそうです。つまり化学肥料を使うほど植物は弱くなり、そのために農薬を使わざるを得ないという悪循環に陥ることになります。
  化学肥料を売って農薬も売れる企業にとってはたまらない農業環境となりますが、今回の種子法廃止で種子も化学企業が開発することになるので、化学肥料を沢山使わなければ収量が上がらない種子を買うことになるそうです。企業にとっては種子の開発そのものは時間と開発費がかかるものの、化学肥料と農薬をせっとであることにより莫大な利益を得ることになるといいます。

 水道法の改正といい、民間活力を利用するといううたい文句の陰で、我が国政府のやっていることは世界の僅かな大金持ちを利することばかりで、国民の将来の幸せなど考えていないようです。ちょっと脱線しましたが、今回の講演は、とてもためになる良いものでした。

 

 

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 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
 次回もどうぞ楽しみにしてください。
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