新・信州人倶楽部メールマガジン　　━ 第116号━

発行：新・信州人倶楽部　事務局

　こんにちは。「信州からの便り」第116号をお届けします。

　田んぼの稲穂が色付き、収穫作業の始まったところもあります。 台風15号の影響は全くなかったので、農家の方も安心しているでしょう。ところで 山ではそろそろ紅葉の頼りも聞こえてくる時期ですが、９月に入ってからの30度を超えるこの暑さには閉口しています。

　それでは今号もいくつかの話題をどうぞ。

●中澤　滋（松本市）

　今年キュウリがたくさん採れるので近所にお裾分けしたり、親戚などに送ったりしていますが、生食だけではとても胃袋に収まりきれません。
　味噌汁に入れたり炒めものにしても古いものがどんどんたまってしまいます。そこで以前1度作って好評だったキュウリの佃煮を作ってみました。それもすでに６回に達し、近々また作らなくてはなりません。

　作り方ですが、家にある1番大きなボウルにスライスしたキュウリを目一杯入れます。我が家の場合これで大体2.3kgくらいです。 ここに塩を入れて一晩浅漬け、塩を馴染ませます。 翌日、このキュウリをサラシなどの布に入れて力一杯絞ります。この絞りでキュウリのハリハリ感が決まるので、2度絞りがお勧めです。

3詭　大きなフライパンに醤油、砂糖、みりん、酢を入れ温め、絞ったキュウリとスライスあるいは千切りにしたっぷりのたショウガ、それとお茶パックに入れた刻み唐辛子を一緒にフライパンに入れて混ぜていきます。火力は強で、底からかき混ぜながら30分位して水分がだんだん減ってきたら唐辛子を取り除き、更に混ぜていきます。

　水分がほとんど無くなったら中火にして焦げないよう慎重に混ぜて、混ぜた後にキュウリからしみ出る水分が無くなったら火を止めます。
　そのまま冷まして、好みで刻みコンブと金ゴマを入れて出来上がりです。

　出来上がりはかなりの量ですが、とりあえず数日分は容器に入れて冷蔵庫へ、残りは３食分くらいをラップでくるんでジップロックに入れて冷凍庫で保存します。冷凍してもカチカチにはならず、出してそのまま食べられる状態なので扱いやすいです。

　味ですが、それは市販の濃い味で化学調味料の強いものとは別物で、その美味しいこと。ついつい食べ過ぎないように注意しながら食卓に向かっています。 。

 

●中澤　滋（松本市）

　さて、今年はトマトの出来も良くて、特にミニトマトが良いのです。自然農法研究センターから毎年購入している種から育てたブラジルミニという品種で、縦長のミニトマトです。完熟して収穫すると甘さが乗り霜の降りるまで楽しめるのが特徴で、樹勢の勢いの強いこと、2.5mを超えて育っています。
　垂直仕立て栽培のために麻紐でくくった中に挟まれているのは四角っぽかったりと変形していますが、味には問題ないです。このミニトマトが大量に採れるので、今年はドライトマトにして保存してみることにしました。

もう３回作りましたが、オーブンの天板２枚にクッキングシートを敷き、縦半切りにしたミニトマトを載せて軽く塩をふり、140度のオーブンで１時間半から２時間くらい加熱します。様子を見てまだ水分が多いようだったらまた30分くらい追加しますが、中には焦げてくるものもあるので、それらは早めに取っていきます。

　トマトが大体乾燥したら冷まし、そのまま食べても良いし、冷凍保存してもいいです。 我が家ではフレッシュバジルと一緒にオリーブオイルに浸けたり、さしす梅の梅酢に漬けたりして毎日の食卓に登場しています。
　まだまだ収穫できるので、これからもドライトマトを作らなければなりません。それと以前作ったトマトケチャップが美味しかったので、それも作りましょう。

 

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