●中澤 滋(松本市)
TVではコロナウイルスの話題で持ちきりですが、中国から2月14日に1万2500人の検査キット250箱を国立感染症研究所に無償提供されたものは、どのように使われたのか政府は何も言わないため不明のままです。
https://mainichi.jp/articles/20200225/k00/00m/030/160000c
このことに対し舛添要一が中国に御礼を言ったこと。
https://twitter.com/masuzoeyoichi/status/1231226924187283456
日本では検査を国立の機関に限るやり方で、なかなか感染者が増えないことが意図的だと批判されています。クルーズ船での初動対応が間違ったことから、諸外国からコロナ培養船などと言われたりしました。よく観ているモーニングショーでは、岡田教授が告発した驚くべき事実もありました。
https://www.mag2.com/p/news/443418
これらの報道から見えることは、事実をごまかしても「何とかなる、なってきた」という実績を積んできた今の政権の対策はあてにできません。では私達は自衛のための何が必要なのでしょうか。
テレビで連日言われているように、まず人混みは避けること。
特に屋内は危険なので、スーパーなどの買い物は人の少ない早朝が鉄則。買い物の回数もできるだけ減らすようにします。そして買い物の後は、車のドアを開けたまま抗菌ウエットテッシュ(犬の足ふき用としてでいつもストックしている)で手を拭いて、それからドアを閉め、持ち歩き用のアルコール除菌スプレーで手を消毒しています。
また十分な睡眠をとること、そしてアルカリ体質になるような食材、発酵食品、食物繊維を多く取り入れ、抵抗力を付けるために善玉菌が多い良好な腸内環境を維持することです。加えて私は毎日4gほどの重曹を水で飲んでいます。
我が家ではBSE・狂牛病問題から得た教訓から安全な食物を摂ることに目覚め、何が入っているのか分からない市販の加工品の購入は極力制限してきました。ハムやベーコン、パンなどは食べたくなれば自分で作ればよいし、ソース・タレなども自分で酢、味噌、醤油をベースに作るようになりました。お酢を使った梅干しは毎年作るので、副産物の梅酢をサラダのドレッシングなどに利用しています。納豆のタレは使わず、この梅酢で食べています。
そんな我が家の食生活ですが、今回のコロナウイルスに立ち向かう体質改善のヒントになればいいかと、現在まで実践きたことを紹介してみます。
肉類はビタミンの多い豚肉と低カロリーの鶏胸肉がメインで、牛肉はあまり使いません。魚は鮮度の良いものがあれば、何でも買います。丸ものがあれば三枚におろしてもらい(アラが出るので煮物・焼き物などの一品になります)、切り身を塩麹にまぶして保存するか、みりんと醤油、砂糖の味付けで保存、サンマなど青魚はフライパンで蒲焼き風がお勧めです。
まとめ買いする肉、魚は下ごしらえをして数日分から1週間分を保存します。
豚のバラ肉、肩ロース肉はブロックで購入して、全体に塩を振りキッチンペーパーとラップで密封して塩豚にします。2日後くらいから適当な厚みで切り分けて野菜炒めや目玉焼きに、薄切りにしてしゃぶしゃぶ鍋にも利用します。またくず野菜と一緒に煮豚を作ればそのまま食べても良し、甘辛煮、野菜炒め、チャーハンなど様々な料理に使えて便利です。
鶏の胸肉は観音開きにして一枚を半分に切り、塩麹をまぶして保存します。これをソテーにしたり、蒸し器で蒸し鶏にすると美味しいです。また手羽元も塩麹でまぶしておき、グリルで焼くのが簡単美味、鍋料理にも最適です。
野菜ですが、我が家では毎日大量に摂るようにしていますが、お勧めの食材・調理法を簡単に紹介します。
トマトはビタミンC、ビタミンE、カリウムを含むほか、リコピンも多いので活性酸素を減らす働きがあります。毎日のサラダには欠かせません。
アボカドはもっとも栄養価の高い果実として有名で抗酸化作用のあるビタミンEが豊富、カリウムもバナナの2倍も含んでいるなど他の栄養素も多いお勧めの食材です。生で毎日食べますが、オムレツに入れたり、ソテーも美味しいです。
パプリカには抗酸化力が高いビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれているので、薄くスライスして毎日サラダに入れたり、炒めもの、グリルして食べています。
セロリの栄養素ではβカロテン、ビタミンB、C、Eを含むことから抗酸化力を高め、またカリウムも多く含まれています。茎だけ利用する人が多いのですが、葉にも茎以上に栄養が多く含まれており、美味しいので積極的に食べるようにしています。毎日サラダで食べていますが、セロリの栄養素は熱で破壊されることがないので、炒めもの、煮物にも重宝します。
ナガイモの「ディオスコリン」という成分は、Aソ連型、A香港型、B型のインフルエンザウィルスの活性を抑えるとされ、サポニン、アルギニンなど免疫力を高める成分も含まれています。加熱すると有効成分が壊れるので、サラダに入れるなど生で毎日摂っています。
人参はβ-カロテンを豊富に含む陽性の食べ物で、寒い季節には体を温めてくれるため免疫力が上がります。またβ-カロテンから変換されるビタミンAには、皮膚や粘膜を健康に保つ役割があり、胃腸や気管支などの粘膜を正常に保ちウイルスの抵抗力を上げます。
我が家では煮物の他、スロージューサーで人参ジュースを作り、2日に一度くらい飲んでいます。
健康に良いと言われる黒ニンニクですが、アミノ酸とポリフェノールが豊富に含まれています。 ポリフェノールの強い抗酸化作用は、活性酸素を除去する働きがあり、近年では花粉症などを抑制する抗アレルギー作用が高いことも分かってきました。1日一粒を食べています。
もずくにはフコイダンが豊富に含まれるので、少量でも毎日撮りたいものです。フコイダンの量は標準的なコンブの10倍とも言われ、抗酸化作用が強いので免疫力アップには欠かせません。お勧めは味付けのない沖縄生もずくで、そのまま生で他の野菜と一緒にサラダボウルに入れて、梅酢と少量の醤油で軽く味付けします。もずくはまた熱に強いので味噌汁などに入れてもオーケーです。
納豆は最近TVで免疫力を高めると放映されてから、一時品薄になりましたが、毎日朝晩に必ず摂っている食材です。
今の季節は他にも、ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、白菜、ダイコン、タマネギなど多くの野菜を食べますが、毎日10種類以上の野菜を摂るようにしています。
調味料ですが、精製された白砂糖・ざらめ糖は使わず、サトウキビやテンサイ糖を使います。
塩はナトリウムだけとなっている精製塩は使いません。現在は世界の食卓塩からマイクロプラスチックが検出されているので海塩は使わず、ミネラルの多い岩塩・ヒマラヤピンクソルトを粉状にした商品を使っています。
味噌は健康維持に必要な優良な発酵食品です。
国立がんセンター研究所の調査では胃がんの死亡率と乳がんの発生率で、味噌汁を飲む人と飲まない人との差が顕著に出ています。また味噌汁を一日に2杯以上飲む人は高血圧になるリスクが大幅に下がることが広島大学の研究で明らかになっています。
さらに2012年に「同じ食塩量でも、味噌からの摂取は30%の減塩効果がある」という共立女子大学の研究論文が発表されています。
国立がん研究センターが2017年7月、味噌は血圧を下げて脳卒中を防ぐ効果があるとの研究調査を発表するなど、健康に寄与する味噌ですが、
我が家では洋食のとき以外、毎食味噌汁を食べるようにしています。