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新・信州人倶楽部

▲▲▲ 新・信州人倶楽部報 ▲▲▲


第115号

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忘年会のお知らせ

相変わらずコロナの収束は見えない状況が続いていますが、皆様方にはお変わり無く過ごされているでしょうか?
さて忘年会ですが、今年も対面での会合は叶わずオンラインで行うことに決めました。高藤さんの協力で昨年と同様Zoom忘年会とし、開始時間は午後7時からで、1時間から1時半程度を予定しています。
すでに昨年の忘年会参加者には連絡をしましたが、新たにインターネットが使えるようになった方は中澤までご連絡下さい。
スケジュールは次の通りです。

日時:12月19日(日)PM7:00〜
申込:中澤まで
 電話:0263−50−6315
 Fax:0263−50−6512
 Mail:07nebulosa@kba.biglobe.ne.jp
 よろしくお願いします。 

 
長野 鉄雄

近況ご報告

 皆さん、お元気ですか。
 私は最近派遣先の許可を得て、テレワークで仕事をさせていただけるようになりました。職場へ出勤するのは週1日位で、後の4日は自宅で仕事をしています。
 職場で何かあればメールで連絡が来ますし、社内へのネットワーク環境への接続も良好で、打ち合わせや電話もTeamsというソフトで充分賄える状況にあります。

 テレワークのよい点は、やはり通勤に掛かる時間や労力がなくなった事です。職場へ出勤していた際は、朝9時からの始業でしたが、テレワークでは朝7:30位から仕事に着手できます。反面、通勤の労力がなくなった分、身体が運動不足となり、動くことが億劫になり悪い影響が出始めたことです。

 いざ、休みなどに外出しようとすると、脚が思うように動かなくなってきました。また、自宅に引きこもりのような感じになり、直接話す相手がいないからか、メンタル面でより鬱気味になりがちになってきたことです。

 そこで、フルに週5日テレワークでは、逆に精神面などでも良くないと思い、1日は出社するようにしています。テレワーク実施以前は土日祝日の休みは、物事に対する興味や関心が持てず、気力も無く寝たきりが主流の過ごし方をしていました。
しかし、今はさすがに以前と同じ過ごし方をしていたのでは心身ともおかしくなると思い、お金はかかりますが休みの日には渋滞に巻き込まれるのを覚悟で、伊豆や房総方面の温泉などに外出する頻度が高くなってきました。

 それから最近思うのは、もはや今の場所、船橋に住んでいる必要はないのでは、ということです。週1日位程度の出勤であれば、佐久平の私の家に住んでも大丈夫なはずです。6時24分佐久平発の新幹線に乗れば、8時30分には東京都内の職場に着くことは十分可能です。通勤費が片道約6,428円、往復約12,856円と高額ではありますが、このあたりが派遣会社と交渉できれば、佐久平へ移住してもよいのではと考えている今日この頃です。この会報の場で皆さんに良いご報告ができればいいのですが、果たしてどうなることでしょうか。

 

中澤 滋

乳酸菌は生きたまま腸に届くのか?

 ヨーグルトが腸の働きを良くして健康になる、ということが言われて久しいですが、最近では「ねばねば成分が生きたままの乳酸菌を腸まで届ける」という宣伝をよく見ます。胃酸に耐えて腸まで届く、というのも疑問ですが、ねばねばだから、という根拠が分かりません。まるで子供だましのような宣伝です。
 そこで光英科学研究所代表取締役の村田公英の話しを紹介したいと思います。

メーカー各社は「生きた菌」の効果を強調したが…


 腸内で善玉菌が増えれば、悪玉菌が悪さをしないよう抑え込むことができ、腸内環境が良くなります。「それなら、善玉菌を含む食品をたくさん食べればいいのでは?」と多くの方が思うことでしょう。善玉菌の代表格である乳酸菌を多く含んだ食品といえば、ヨーグルトがまず思い出されるのではないでしょうか。腸に良いからと、毎日欠かさず食べている、という人も少なくないでしょう。 パッケージを見るとB21菌、LGG菌、ガセリ菌…などと、様々な菌の名前が書いてありますが、いずれも乳酸菌の仲間です。乳製品の大手は各社こぞって、これこそが健康に良い菌、と毎年のように手を替え品を替え、新しい菌を発表、宣伝している感があります。

 このように、乳酸菌の種類は年々増えても、ここ10年以上のトレンドは「生きた菌」であることに変わりありません。1980年代の終わりに、生きたまま腸まで届く菌があり、それが腸内環境を良くする、という説が浮上し、「健康のために」を意味するギリシャ語を由来としたプロバイオティクスという言葉が誕生しました。以来、ヨーグルトにおける「生きた菌」信仰は日本の消費者に広がり、生きた菌入りであることがヨーグルトの付加価値となったのです。

 出始めのころは、生きた菌といっていれば売りになりましたが、十数年も経つとそれが当たり前になってしまったので、今は、メーカー各社が差別化をすべく、あれやこれやといろいろな菌をヨーグルトに入れ、宣伝するようになりました。

ほとんどの乳酸菌は、そのまま体外に排出される

ところが、すでに専門家の間では、この「生きた菌」信仰に対して批判的な声が上がっています。というのも、その菌が生きたまま腸に届くかどうかは、あくまで腸に至るまでの消化酵素やpHといった条件をそろえた装置の中で検証しているにすぎず、実際にヒトの体内に入ってから生きたまま腸に届いているかどうかは、誰も確認していないのです。

 さらに、腸内フローラの研究が進んだ今では、外から入ってきた菌が、仮に腸まで生きたままたどりついたとしても、腸にもともといる菌の集落に定着することはまず期待できないことが確実にわかってきました。

 腸の先住人、いや先住菌である常在菌たちは、人の出生と同時に腸壁に陣取り、腸内で長い年月をかけて、そこに長く棲みつける順応性を獲得した菌です。
 順応性とは、言ってみれば、人の長い一生の中で、菌が腸や他の菌たちとうまくやっていくための社交術なり、生活の知恵のようなものといっていいでしょう。そこに、何者かもわからない菌がきても、そうそう仲間には入れてもらえません。

 同じ善玉菌とはいえ、生まれたときからずっと腸内細菌として棲みついている自前の善玉菌にとって、食べ物として外からやってきた乳酸菌は「よそ者」です。
 その菌が、どんなに身体にとって良いとされる菌だとしても、腸内フローラという菌社会に定住できなければ、健康に寄与する物質はつくれません。そして実際、ほとんどの菌は定住できず、そのまま腸を通り抜けて、排出されてしまいます。これを「通過菌」といいます。何しろ、腸内には400〜500種類以上、約100兆個もの細菌が棲みついており、善玉菌VS悪玉菌のみならず、善玉菌同士でも別の種類の菌同士が勢力争いをしていたり、相性の良い菌同士は共存したりしています。よそ者の菌がそうそう簡単に定着できる環境ではないのです。

 もったいないと思われるかもしれませんが、見方を変えれば、こうした外からきた菌を排除しようとする腸の働きは、人間の身体を守るためになくてはならないものといえます。もし、外から入ってきた菌がたやすく腸内に棲みつくことができたとしたら、食中毒の原因菌などの、身体に害をもたらす菌もたやすく定着、増殖しやすいということになってしまいますし、そうなれば命に関わります。
 これが、苦労して生きたまま腸まで届けたヨーグルトの中の菌の宿命です。私たちが期待する結果には必ずしもならないことが、おわかりいただけたと思います。

 

 

 

メールマガジンから

第140号/9月号から

第141号/10月号から

第142号/11月号から

編集後記


 「牛乳は骨を強くする」はずなのに、反対に骨を弱めてしまうという話があります。

 というのも骨の健康に必要なコラーゲンの合成にビタミンCが不可欠なのに、牛乳はそのビタミンCの働きを弱めてしまうためだといいます。

 また分解酵素がない(少ない)日本人の私たちが牛乳を飲み続けると、乳糖に含まれているカルシウムが吸収できなくなるそうです。さらに牛乳に含まれるリンは、摂りすぎるとカルシウムの吸収を妨害してカルシウムを体外に排出してしまいます。実際に、世界一牛乳を飲んでいるノルウェー人の骨折率は、日本人の5倍だそうです。

 日本でも戦後、学校給食で牛乳が飲まれるようになりました。 国内で酪農が発展し、牛乳の消費量がどんどん増えるのに比例して、子供の骨折が増え、さらに骨粗しょう症も増えているのは牛乳のせいではないかというのです。〈中〉

 

 

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