◆駅そば◆
私の鉄道旅の楽しみの一つに、駅そばがあります。中には正直、味は今一で、注文すると袋を破って、麺を取り出し暖めてという駅もあります。
地方へ鉄道で旅行に行き、列車の待ち時間などに、味は二の次で、そばをすするのが好きです。ただ、この駅そばですが、全国的に急激に減少しつつあります。
私が初めて、駅そばを食べたのは、今から50年ほど前の夏休み、信越線の小諸駅でした。小海線への乗り換え時間があり、祖父母の家に叔父に連れられて、食べさせてもらったのが最初でした。
その小諸駅の駅そば屋も、今ではなくなり、小諸駅そのものも、長野新幹線の開通により、その利用客の大部分も佐久平駅に流れ、駅の周辺、構内ともども、とても寂しくなってしまいました。
駅によっては、まず、駅そば屋が無くなり、売店が無くなり、駅そのものが無人化する図式が日本全国あちこちに見受けられるようです。
人口減少や過疎化のみならず、ここに来てコロナなどの影響により、やむを得ないことなのでしょうが、とても寂しいことだと感じております。
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