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新・信州人倶楽部

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第111号

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オンライン忘年会のお知らせ

 コロナ渦の中、忘年会は断念せざるを得ないと思っていたのですが、高藤さんからオンライン忘年会の提案がありました。高藤さんはオンライン会議のソフト、ZOOMのライセンサーで、どうでしょう?ということでした。そこで高藤さんと私とで試しにZOOMの練習をしたところ、できそうだと確認、倶楽部の忘年会をオンラインでやることにしました。

 また今年度は総会も開くことでできずに、会報で会計報告をしただけでした。そのことから総会を兼ねての忘年会、ということにしたいと思います。総会の議事として倶楽部の運営、会費について話し合いたいと思います。

スケジュールは次の通りです。
 ●日時:12月20日(日)PM7:00〜
 ●申込:中澤まで

 

 
長野 鉄雄

その変革本当に正しいですか

 あるところで、最近はやっているDXの変革研修なるものを受けました。

 最近この言葉があちこちではやっているようです。この言葉の意味はさておき、受講者の皆さんは楽しみながら受講しているようでした。今回はこのDXという言葉についてではなく、変革という言葉について感じることがあり。そのことについて書かせていただければと思います。

  私は変革に関する研修は、いろいろなところで受講しておりますが、中には本当に大丈夫なのかと思うものもあります。1980年代から、政府や大企業が各種変革を掲げることが著しくなってきたように思えます。しかし、その結果が今の日本です。果たして本当によくなっているのでしょうか。

 変革とは変わらざるものを守っていくために、変わっていくことが目的なのではないでしょうか。変わらざるものまで変えてしまっている変革があまりに多すぎて、それらがことごとく今の日本をダメにしてしまっているように思われます。本来、変革を実施する際は、その前に裏側にあるリスクまで充分に議論し考え、ときに立ち止まって本当に進めている方向が正しいのかを顧みることが大切だと思うのです。

 物事には、メリットデメリットが表裏一体で存在しており、メリットばかりに目が行きがちですが、デメリットまでよく考えなければなりません。しかし、今の日本では時間がないこと、経済的事由などを理由に一度掲げたら途中で顧みることなく、またリスクがわかっていてもなぜか、そのことに対して全く議論されず推し進めることが通例になっているようです。

 その結果、変革を推し進めるだけ進めて気が付いたら取返しのつかないことになっているということが、世の中あまりに多すぎると思います。少子高齢化しかり、原発しかりリニアしかり、5Gしかり、いずれも氷山の一角だと思うのです。

 

中澤 滋

機能性表示食品について

 最近のテレビはどこもかしこも健康食品、サプリメントの宣伝に溢れています。本当に効果があるのか、人による違いはどうなのかと心配になります。それは「機能性表示食品」という分類ができてから、いかにも効果がありそうな宣伝が増えているからです。

 国が食品ごとに効果や安全性を審査する「特定保健用食品」いわゆる「トクホ」というのは以前からあり、厳しい認定基準がある事で知られています。また「栄養機能食品」というものもあり、もう既に科学的な根拠が確認されたビタミンやミネラルなど、国が定めた栄養成分を基準量含んでいる食品の場合、特に届け出なくても表示できるものです。

 一方、2015年に規制が緩くなって出てきた機能性表示食品、これは食品の安全性と機能性に関する科学的根拠等の情報を消費者庁に届出すればよく、審査はなく国の基準値なども設定されていないものです。ようするに○○成分に効果がある、という理由を見つけた企業が、その責任において健康上有益だと表示できるもので、企業には都合の良い?お墨付き表示になっています。

 実際、東京弁護士会では2016年に「機能性表示食品制度に対する意見書」を提出しています。それによる、消費者庁長官に届け出た機能性表示食品の安全性に疑義がある、あるいは機能性の科学的根拠が不充分など様々な問題点が指摘されていました。

 なかでも,同一関与成分を使った別の商品が特定保健用食品として申請されたものの、食品安全委員会が「安全性が確認できない」と評価したにもかかわらず、機能性表示食品としての届け出が受理されたケースがあった、と述べているのです。

 特に最近は初めて聞くような名前の有効成分らしい栄養素を使った機能性表示食品が多く宣伝されています。何らかの条件で健康によい結果が出た、と言う知見があれば届け出だけで表示できる機能性表示食品、しかし安全性については不透明です。次から次へと参入する儲け優先企業にお任せなので、不安でしかたありません。なるべくならサプリに頼らない1日三食の食事で健康を維持したいものです。

 

中澤 滋

健康に関すること

 
 水は私達が生きていく上で多分もっとも大事なものでしょう。日本は諸外国に比べて飲み水のトラブルは格段に少ないようですが、都会に住んでいた1990年以前は、水道の塩素臭さに我慢できず、ミネラルウォーターがあまり売ってない当時、サントリーが輸入していたボルヴィックを飲んでいました。

 塩素は浄水場から家庭までの殺菌用として投入、家庭に届く頃に無くなるのが理想ですが、考えても分かるように全ての住宅までの水道管の長さが違うため、同じ塩素濃度にはならず残留分の塩素が必ず生じます。それでも都会にいた頃より松本・梓川地区は塩素臭があまり無かったのですが、飲料用にはボルヴィックを酒屋にカートンで頼んでいました。調理用には普通に水道水を使っていましたが…。

 さて松本地域には多くの湧き水がありますが、いつの頃からか中心街にある水量豊富な「源池の井戸」を利用するようになりました。最初は飲み水用として数年飲んでいましたが、試しにご飯を炊いたときの味の違い、そしてコーヒーを淹れたときの味の違いに驚いて、口に入る全てをこの湧き水にしました。今では5日ごとに20リットルのポリタン2つに汲んできます。

 そのせいか残留塩素臭を嗅ぐ事もないので、あまり気にせずにいましたが、放射能と同じように塩素もお風呂などで皮膚から吸収されるという事に気がつきました。そこで今年になって風呂場のシャワーヘッドを東レの「トレビーノ」という塩素除去フィルターを付けて、風呂には塩素を中和するようにビタミンCの粉末剤を入れてみたのです。
 
 実際に比べてみると明らかに違いが分かり、大げさですが塩素がないと身体に刺すような感じのない柔らかなお湯がシャワーから出てきます、お風呂も何だか身体の暖まり方が変わったようで、お風呂から上がってもぽかぽかの持続時間が長く感じられるのです。そして髪を洗った後は何となくしっとりして、すべすべ感が増しているのです。もっと早く気付くべきでした。

 ところで水道水が企業に売られる、という話がだいぶ前から聞こえています。2016年12月に開催された第3回未来投資会議で、水道事業へのコンセッション方式の導入が議論されていました。この議論を進めたのが当時民間議員で現パソナ会長の竹中平蔵で、「上下水道は、全国で数十兆円に上る老朽化した資産を抱えております。フランスやイギリスなどヨーロッパでは民間による上下水道運営が割と普通になっており、年間売り上げが数兆円に上るコンセッションや、しかも非常にダイナミックにIoTを取り入れて、第4次産業革命と一体になって水道事業をやっていくというのが出てきている」と発言し、コンセッションを成長戦略と位置付けたのです。

 その後2018年に水道法が改正されたのは、まさしく未来投資会議の竹中発言による所が大きかったのだと思います。ところが水道法改正案の立案に、フランスの水道関連大手ヴェオリア社の職員が、内閣府の「民間資金等活用事業推進室」に政策調査員として在籍していることが、参院厚生労働委員会での福島みずほ参議院議員の追及で明らかになってしまいました。何と言う事でしょう、事業参入の可能性が高い企業の職員が法律の策定に関わっていたことになります。
 このヴェオリア社というのは、地元フランスのパリ市でスエズ社と共に1984年から上下水道の事業を担っていましたが、その後パリ市の水道料金は2.25倍にまで高騰したためパリ市は2010年に契約を打ち切り、再公営化を余儀なくされているのです。

 さて国内の水道法改正でいち早く動いた浜松市は、2018年にコンセッションを下水道事業で導入しました。上水道の民営化では宮城県が一蕃早く着手し条例を改正、事業者の公募が2020年3月に始められ、2021年3月ごろに優先交渉事業者を決定し、2022年4月からの導入を計画しているそうです。

  週刊ダイヤモンド誌によると、竹中平蔵が推すこの巨大市場には三菱商事、三井不動産、東急電鉄、大成建設、イオンなど、各業界を代表する大手企業が参入を検討しているようです。業界が狙っているコンセッションでは、民間事業者が自由裁量で運営出来、しかも最終責任は自治体というものです。
 利益優先の企業・事業者ですから、採算が悪くなると当然水道料金の値上げとなります。海外でも水道事業の民営化が進んでいますが、世界各地の事例を見ても公営の水道事業から民営化して成功したところはほとんどないそうです。フランスのパリ市のような再公営化は、世界全体で235件にも達していると言われているのです。

 水道管敷設から40年以上経つと毎年のように水道管破裂、といったトラブルが増えてきます。しかし莫大な費用がかかるため全て交換には時間がかかり、将来のメンテを含めた水道事業全体で黒字を出すのは無理、という意見もあります。岩手県では複数の市町で水道事業を統合した岩手中部水道企業団を設立、浄水場の数を減らすなど効率化を進めています。
 自分の住んでいる地域の水道民営化、コンセッションを狙う企業に安易に経営を任せるのは考えものでしょう。


 水と同じように生きて行くには不可欠な塩ですが、摂りすぎが高血圧になるという説が相変わらず幅を利かせています。しかし近年の研究では食事による塩分摂取量と高血圧の間には、因果関係のないことが分かってきています。

 アメリカ心臓学会より高血圧学会の最高賞と言われるチバ賞を受賞された名古屋市立大学教授・青木久三先生が分類した高血圧には、親から子へ受け継がれる「本態性高血圧症」が高血圧患者全体の90%を占めているそうです。その他は寒冷地、肥満、アルコール、食塩の過剰摂取、過労などの環境の下に発症する環境性二次性高血圧、病気の合併症として出る「基礎疾患二次性高血圧」があります。そして基礎疾患二次性高血圧、環境性二次性高血圧と合わせると、10%になるそうです。
しかも食生活の減塩で高血圧が下がるタイプというのは、腎臓障害によって尿に食塩が排出できないための高血圧(基礎疾患二次性高血圧)と、食塩に対する感受性が 強いために起こる食塩過食性高血圧(環境性二次性高血圧)だけで、患者数は全体の1%程度だといいます。
 つまり99%近い高血圧の患者及び、圧倒的多数の高血圧を恐れる健康な人にとって、減塩は意味のない取り組みにもなります。

 青木先生は、「減塩が過ぎると元気が出ない、食欲不振、無気力、精力減退等、様々な問題を起こすことにつながる。ビタミンの欠乏は特定の病気を引き起こすだけだが、塩の欠乏は命を奪うことになる」と警告しています。
 「日本人の食事摂取基準2020年版」で厚生労働省が定めた1日の塩分摂取量の基準は、男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。この数値は塩化ナトリウムがほぼ100%の精製塩の場合に該当するものだと思います。

  自然塩と言われる海塩や岩塩に含まれるミネラル成分には、塩化ナトリウムは約78%で、他にマグネシウムが6〜9%、カリウムが約2%含まれています。マグネシウムには便通を良くする効果があり、カリウムにはナトリウムを体外に排出する効果があります。
 ようは美味しい自然塩をほどほどに食べれば、あまり基準値を気にしなくてもいいように思います。でもインスタント食品には大量の塩分が含まれているので、要注意。それと外食も安い精製塩が使われている事が多く、味も濃いのでこれまた要注意です。


血圧
 年をとれば血管は硬くなり、加齢とともに血圧が上がるのは自然なこと、昔は「年齢足す90か100」、と言うのが血圧の上限目安でした。しかし高血圧の診断基準はどんどん下げられ、1983年、厚生省が老人保健法による基本健診を開始したときは、正常血圧は収縮期140mmHg未満/拡張期90mmHg未満を基準とし、受診を勧める「要医療」は180mmHg/100mmHg以上でした。

 『高血圧はほっとくのが一番』などの著書があるサン松本クリニック院長の松本光正氏によると、日本高血圧学会が2000年、正常血圧を130/85未満とし140/90以上を高血圧と判定したため、治療の対象者数は190万人から一気に2670万人まで増加したといいます。つまり2000年までは上限が180だったので170台の人でも「正常」でしたが、2008年には「治療が必要」、と言われて降圧剤を処方されるのです。このわずか8年の間に基準値が50も下げられた事実は、新規の病人・治療を勧める人を増やための施策にも思われます。

 特定健診・特定保健指導が盛んに行われるようになった今、検診で高血圧を指摘され治療を促されるのです。またテレビでも盛んに高血圧の改善に効果があるという薬品やサプリが宣伝されているので、つい試してみたい誘惑に駆られてしまいそうです。
『 長生きしたければ高血圧のウソに気づきなさい』の著者で、東海大学名誉教授の大櫛陽一氏が指摘するのは、「高血圧は作られた病気で、欧米では90年代に製薬企業が多くの降圧剤を開発し、その売り上げを伸ばすために政治家や臨床学会に利益供与を行い、WHOなどに圧力をかけ、高血圧の治療ラインを140/90以上に下げさせて、日本もその影響を受けた」といっています。

 その後、欧米では基準の見直しが進み、米政府は2013年に、60歳以上で“年齢プラス90”までの基準値で問題ないと発表したのです。
大櫛氏によると、日本の医者は『本態性高血圧=原因不明』という病名をつけて、降圧剤を処方していますが、血圧は必ず理由があって上がるのです。その原因を突き止めようとしないで、血圧が高いから下げるという対症療法は最悪で医者の怠慢というほかありません」と指摘しています。
 松本光正氏によると「高血圧によって血管が破れる脳出血死亡は1951年に95%を占めていたが、現在は激減し20%台で横ばいになっている。現代の日本人の栄養状態は改善され、細胞の膜が丈夫になり血管も強くなりました。もろく破れやすい血管は、過去のものとなっているのです。逆に脳内の血管が詰まる脳梗塞が増えた」と言っています。

 大櫛氏が福島県郡山市で降圧剤治療を受けている約4万1千人を対象に6年間追跡調査した結果では、180/110以上の人で降圧剤を使う人が脳梗塞による死亡率が、降圧剤を使わない人より約5倍も高くなったといいます。脳の血管が詰まりかけたとき、血圧を上げて血栓を押し流そうとしているのに、降圧剤で血圧を下げたら命取りになるという証明でもあり、降圧剤にはくれぐれも気をつけたいものです。


コレステロール
 厚労省は2015年4月改訂の「日本人の食事摂取基準」で、これまで成人は男750mg、女600mgを上限としていた食事からのコレステロールの目標量を撤廃しました。摂取基準には、国民の健康の維持・増進や生活習慣病予防などを目的として、各栄養素の摂取量が決められていたものです。コレステロールについては摂取基準ができてから目標量を設けていたものですが、撤廃について厚労省栄養指導室は「目標量を設定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため」と説明しています。
コレステロールはその7割が体内で作られると言われ、コレステロールをたくさん摂っても排出されるなどして数値に係わる事がないそうです。厚生労働省の目標値撤廃は、2013年にアメリカの心臓病関係の学会が「食品中のコレステロールの摂取量を減らしても、血液中のコレステロールの低下には結びつかない(結びつくという証拠が見つからない)」ことを発表したことを受けての決定でした。

 ただ「血液中のコレステロール量と食事内容とは関係がない」ということではなく、食べすぎには注意が必要だと言います。それは、脂質が手に入らない状態でも炭水化物などを材料にして、肝臓でコレステロールを作り出してしまうからです。コレステロールは「体にとって重要な成分」のため。材料が豊富にあれば大量にコレステロールを作り出してしまいます。食べ過ぎは血液中のコレステロールを過剰にし、動脈硬化を促進し、心臓病や脳卒中などの致命的な疾病を招くことには変わりがないそうです。

 また卵は血液中のコレステロール値に影響しないという報告もあります。それは、卵黄に含まれるレシチンに、LDL(悪玉)コレステロールを減らして、HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあり、余分なコレステロールが血管に沈着するのを防ぐためだといいます。

 今テレビではコレステロールを減らす商品として、リコピン、DHA・EPAやキトサン、サラシノール等を使ったサプリがたくさん出回っています。でもサプリで無理やりコレステロールを下げるより、野菜や肉、魚などをバランス良く摂れる日本食や、海産物中心で、不飽和脂肪酸(オリーブオイルやアボガドなど)やナッツ類、乳製品などを取り入れた地中海食が良いそうです。

 そういえば日野原先生は昔あるテレビ番組で、油を使った調理をあまり摂らない自分は、毎日オリーブオイル大さじ2杯をオレンジジュースに入れて飲んでいる、と話していました。


血糖値
 テレビCMでは血糖値の上昇を抑えるサプリが盛んに宣伝されていますが、血糖値が高い人に共通してみられるのがミネラル不足だといわれています。ミネラルは野菜に含まれるもので、マンガン、クロム、リン、カリウム、亜鉛などインスリンの糖代謝作用を助けます。ミネラルが不足しないように積極的に野菜を摂取することで、血糖値を下げるよう働き、糖尿病の症状を改善するのでサプリに頼らない生活が可能です。
 我が国での糖尿病患者のおよそ9割は2型糖尿病といわれていて、食生活に注意することで血糖値の上昇を抑えることができるのです。そこでサプリに頼らないためには、以下の食品がお勧めだそうです。

玉ねぎ
 玉ねぎに含まれるイソアリアインという成分には、血糖値をコントロールするインスリンの働きを助ける作用があります。また多くのミネラル成分もあり、血糖値が高い人にはオススメの野菜で、1日に4分の1個食べることが目安ですが、それより多く食べても血糖値が下がりすぎたりしないので、健康維持には1日2分の1個程度食べれば良いとのことです。ただし玉ねぎにも糖分が含まれているため、食べ過ぎは禁物だと言います。
アボカド
 アボカドは「森のバター」と呼ばれるほど脂肪分が多いフルーツですが、その脂肪分のほとんどは不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は、糖の血管への流れを遅くする働きがあるため、血糖値の急上昇を防ぐ働きがあるといわれています。またアボカドには食物繊維も豊富で、特に水溶性食物繊維は食事からの糖の吸収スピードを遅くする働きが期待できます。
納豆
 納豆の原料である大豆には、食後血糖値の上昇抑制効果があるペクチンなどの食物繊維が含まれています。その働きがさらに顕著になっているのが、納豆です。納豆は大豆の約1.5倍量の水溶性食物繊維を含んでいて、グルコマンナンやグアーガムなどの粘性物質は、その粘度が高いほど食後血糖値の上昇抑制効果が高いといわれています。つまり納豆は、豊富な食物繊維に加えてネバネバ成分の働きで、血糖値の上昇を抑えてくれるのです。
お酢
 お酢の主成分である酢酸の働きで、脂肪の合成を抑制し、脂肪の分解を促進することができます。お酢の、血糖値への働きをさらにアップしてくれるのが、食物繊維が豊富な野菜。毎日の食事で酢の物やピクルスなどを必ず添えるようにすると、血糖値の上昇を抑えることができます。特にピクルスは作り置きもできて重宝します。またお酢には、空腹時に脂肪を燃焼させてエネルギーに変える「合成」と「燃焼」の、両方に作用するといわれています。
バナナ
 バナナはインスリンの効果を高める比較的安価で入手できる食材です。栄養価に優れ、食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます。中でもカリウムには血糖値を下げる作用があるので、甘いものを制限している人にとっては、バナナは程よい甘さがあり、満足できる食品です。しかしカロリーオーバーにならないよう、1日1本までにするのが良いそうです。
牛乳
 朝食で牛乳を飲んだ時と、水を飲んだときとを比較する試験を行った結果、牛乳は食後の血糖値の上昇を抑える効果があることがわかっています。これは牛乳に含まれるホエイ(乳清)プロテインというタンパク質が、インスリン分泌を刺激するホルモンの産生を高める効果があるためと考えられています。また朝食でタンパク質を摂取することで、昼食以降の食欲も抑えられる「セカンドミール効果」を得られることもわかっています。
番茶
 お茶のなかでも番茶には、ポリサッカライドという食物繊維が豊富に含まれています。ポリサッカライドは血糖中でインスリンと似たような働きをしてくれるため、血糖値の上昇を抑える働きがあります。 ポリサッカライドは熱に弱い成分で、水に茶葉を入れて一晩放置した「水出し」で淹れるのがポイントだそうです。また番茶に多く含まれるカテキンには、血中コレステロールの低下、体脂肪低下作用、殺菌、抗菌作用などの効果があるといいます。テレビで○○コーヒーの宣伝をよく見ますが、水出し番茶が良いですね。

 

 

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編集後記


 ここしばらくは安曇野市穂高の小松種鶏場・有明山農場で「岡崎おうはん」の卵を買っていました。とこが今年の夏前から卵を買うことができなくなりました。春までは6個入りを2パックまで売ってくれましたが、全く売ってくれなくなりました。その内再開されるだろうと思っていましたが、いつになっても買うことができません。そこで諦めてネットで探すことにしました。

 そして九州の太陽卵、というのを見つけて試しに買ってみると、あくのない黄身の甘みとこくが際立つ味で、白身がしっかりしている上質なものでした。いままでの岡崎おうはんと比べても、こちらの方が美味しい感じです。それからは50個入り送料込みで2980円の商品を定期的に購入しています。生産者が言うには餌が良いとあり、たしかに殻がとてもしっかりしています。岡崎おうはんの殻はとても薄くて餌をケチっているようにも思えます。
 さて値段ですが、送料込みの太陽卵1つが60円ですが、岡崎おうはんは1つ35円です。でも車で往復50km走るので、ガソリン代を考えると2パック440円とガソリン代325円の合計で765円。1つが64円ほどになります。当分はこの太陽卵にしようと思います。我が家では気に入った食べ物は同じものを食べ続ける癖があるので、今回は岡崎おうはんよりもっと美味しい卵と出会えて良かったです。

 ところで太陽卵の説明書には、卵を冷蔵庫で保存するときはとがった方を下にしてください、とありました。いままで坐りの良い丸い方を下にしていたのは間違いだったようです。(中)

 

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