◆消臭・除菌スプレーを使うと老化が進む◆
掃除するのが面倒だし、スプレーで除菌も消臭もできるんだから楽だし、と部屋の掃除をスプレー1つで済ましている人も多いのではないでしょうか?
しかし消臭スプレーには、思いもよらぬ副作用があるというのです。ネットで拾った情報を紹介したいと思います。
●噴霧状で吸い込むと、1万倍も毒性が強くなる
最近のように「消臭・除菌スプレー」TV/CMを頻繁に見せられていると、臭いや黴菌を気にして愛用する人が相当多いことが伺えます。しかし部屋の何にでもスプレーして満足している状況ではないといいます。
スプレーの中に含まれる1/1000ミリ以下の霧状の化学物質の微粒子が、何時間も部屋中に漂い私達の身体にどんどん吸い込まれていくことを考えなければいけません。
吸い込んだ薬剤は肺から吸収され、肝臓で分解されずに体内に回るので、食べ物と一緒に胃腸から吸収される場合より毒性が100〜1万倍も強くなるというのです。
こうして消臭・除菌スプレーは、私達の生命力をどんどん奪い取っていくのです。
●頭痛や不快感、皮膚のかぶれが…
英・ブリストル大学の研究グループのマウス実験では、消臭スプレーに数多く含まれる化学物質が皮膚に浸透し、身体の抵抗力を弱める恐れがあることが実証されています。
また国内の報告でも抗菌加工品から溶け出した薬剤のためにかぶれたり、気化した薬剤を吸い込んで頭痛や不快感を感じた例がいくつもあります。
どのメーカーのCMも小さな子供を守るイメージですが、実際は反対に不健康・不衛生を助長し、子供をアレルギー体質化させていることを認識すべきです。
●数多く使うと効果が消え、身体への毒性だけが蓄積される
身体の中に除菌剤が侵入すると、白血球が除菌剤と戦うために、活性酸素が生じて老化を促進してしまいます。結果的に、皮膚を傷めることになるのです。
また除菌スプレーを繰り返し使っていると、黴菌が薬剤に対して耐性を持つようになり、効かなくなっていくのです。反面、自分の身体への毒性だけが蓄積していきます。
前述の研究グループの報告では、消臭スプレー・ヘアスプレーが、妊娠女性や赤ちゃんに影響が大きいことが明らかになっています。
スプレーをほぼ毎日使う女性は、週に1回未満の人に比べて、頭痛持ちの割合が25%、出産後のうつ病では19%も高い数字です。
また生後6か月以下の赤ちゃんも、耳の疾患が30%も多かったとの結果(どうして耳かは不明)が出ています。
●表示(明示)されない化学物質の中身!
問題は消臭・除菌スプレーがどんな化学物質や除菌剤が使われているか分からない点にあります。“有機系の除菌成分”や“穀物由来成分”などと書かれているだけで、非常に不明確です。多くの健康被害が出ている製品なので、スプレー製品にも表示義務や注意表示を義務付ける必要があります。
またスプレー製品は化学構造上、悪臭物質を分解するものでなく包み込むだけなので、消臭効果は一時的です。安易にCMの“清潔感”に踊らされずに、その裏に潜む危険性や“本当の清潔感”とはどういうものかを考えるべきです。
●危険への対策
毎日のように消臭・除菌スプレーを使っている人は、いつの間に自分だけでなく家族(特に小さなお子さん)の健康を損ねていることにいち早く気付きましょう。
もし家族の誰かが頭痛持ちなら、1週間は家の中のスプレーを全面禁止にしてみることです。もし症状が軽くなったら、次にどのスプレーが原因なのか調べてみましょう。
スプレーしたことで清潔になったと思い込んで、洗濯や掃除が疎かになるほうがよっぽど不潔です。
CMを見ているとついつい部屋の汚ればかりに目を奪われがちになりますが、本当に疑うべきは人間の作り出す人工物質、化学物質なのかもしれませんね。
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