Iターンネットワーク
新・信州人倶楽部

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第123号

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長野県各市町村のIターン支援策
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長野 鉄雄 

近況その他

 皆様お元気ですか。
 私は、職場へ週一回出勤となってしまいましたが、幸い業務の都合上、朝一で自宅で仕事をこなしてからの出勤で、10:30頃職場に着けばいい状況にしていただいております。
 ただ、やはり電車は朝の通勤時間帯よりやや遅い、10時ごろであるとは言えコロナ渦前より、非常に混雑しているように感じます。
また、人々は相変わらず、操られているかのように殆どの人がスマホに目を奪われており、そうでない人は疲れてグッタリとしているようです。
 私の職場では週一で、その出勤時にミーテイングがあるのですが、そこでスピーチがあるのです。
近年、報道でもあるとおり、金融機関において従業員による金銭がらみの不正事案が発生していることは、ご存知のことと思います。
 当然、職場では従業員の不正防止の意識づけに取り組んでおります。そこで私がスピーチのテーマとして選んだのは、「職場の不正」ではなく「政府の不正」ということです。
 残念ながら、「民主主義への暴力は許さない。」と称しながら、今の政府は一般庶民を経済的に虐待し、増税に次ぐ増税で、利することは何一つなく、経団連や財務省を向いた仕事しかしないのは、ご存知のとおりです。このままいけば、ヤマト民族は滅び、日本の終わりが危惧されるほどです。そこで、私は社内で非難されるのを覚悟で、最後に「皆さん、きちんと選挙に行きましょう。」というような結びでそのような話をしたのでした。
 その後、若い正社員の人から、「正直、選挙と言っても、どの政党に入れていいのかよくわからない。」質問を受けたのですが、無理もないのかも知れません。
 大企業の正社員である以上、処遇がきちんとしていたり守られているので、今の日本がどれだけ危機的な状況なのかは、私のような非正規雇用者と違って感じにくく、ピンとこないのかも知れません。
 しかし、今の政府が日本を蝕んでいるのは事実なので、彼ら彼女らがそのことに気づいてからでは遅いと思い、消費税が天下の悪税であること。また、国や政府の借金が国民の借金や負担というのは、一般の借金の概念とは異なり、そうはならないことなどを話したのでした。
 普段、私は若い人達と仕事の話をする前などに雑談の機会があるときは、「今の落ち込んだ日本の経済の復活に必要なことの一つに、経団連こそ、法人増税の議論から逃げてはいけない。逆進性の高い、つまり低所得者にとって負担増となるような消費税は全廃し、法人税は爆上げすることだ。累進性にすればいい。つまり、金の無いところから取るな。あるところから取れ。そのようにするべきである。
 これまで約30年間、政府が法人税率を下げるのと引き換えに、消費税率を上げるなど国民負担を大きくしてきたことが、人口減少の一要因であるといえる。消費増税や保険料増額等、国民負担をこれ以上増やしての、異次元のなんとかなぞ、絶対にありえない。タコやイカが自分の足を食べて生きるようなことを国民に強要して人口減少を防ぐことなぞできるはずがない。」
 仕事とはまったく関係ない話ながら、日本の窮状を話すようになってしまいました。
 派遣先の企業は、もちろん経団連の一会員企業なので、管理職の人に聞かれればいい顔はしないと思いますが、事実は事実として、そんな話をよくするようになってきました。
 正直、私も働くためだけに生きている生活に疲れてきている今日この頃です。まったくを以て困ったものであります。つたない話でありますが、今回はこの辺で。

 

 

 

メールマガジンから

第164号/9月号から

第165号/10月号から

第166号/11月号から

中澤 滋 

思い込みだった伝統

 我孫子市白樺文学館初代館長の武田康弘さんのブログから、今まで当たり前に思っていた事がそうでなかった、という話を紹介します。
初詣は伝統? 神前結婚式は伝統? 見合い結婚は伝統? 天皇現人神は伝統? いいえ、みんな明治以降のお話です。
いまのような初詣が始まったのは、ようやく明治も中期からですし、神前結婚も明治30年代以降のことですし、見合い結婚は、明治政府が、恋愛を邪なものとして明治中期から「見合い結婚」を強力に推進したもの。それまでの長い日本の伝統は、ずっと恋愛結婚(男女の結び付きの自由)でした。
もちろん、天皇現人神などという思想は、江戸の後期国学や水戸学の思想で、一部の特殊な人のものでしかなく、ぜんぜん伝統などではありません。
靖国神社は、政府がつくった施設で、神社ですらありません(明治2年に明治政府がつくった「東京招魂社」を10年後に神社と改名)。古来の神社ではなく、明治政府のつくった新興宗教=政府神道の施設なのです。
みな、明治維新を成し遂げた志士たちが、自らの権力を正当化する必要から拵えた代物でしかないのです。
神道を排して仏教による国づくりをした聖徳太子とは正反対の廃仏毀釈が、明治維新政府のイデオロギーでした。
こういう類の話は、歴史家に聞けば山のようにあり、大論文になってしまいますが、肝心なことは、安倍首相の一派や日本会議にあつまる人々の言う日本の伝統なる話は、元からデタラメで、みな明治維新政府の作成でしかない、という歴然たる事実を明晰に自覚することです。
ついでに言えば、大安とか仏滅などとカレンダーに書かれているのは、無根拠の俗信で明治政府により一度は廃止(=これは明治政府が正しい)されましたが、昭和のはじめにカレンダー会社の販売戦略で記載されたものでしかなく、お菓子会社よる「バレンタインデー」と同じです。
考えることなく従う、というのは、これまた明治維新以後の日本人の特徴ですが、われわれ日本人も、そろそろ自分で考える=根拠を知るという脳作業を始めたいもの、と思います。

 

編集後記

 最近知ったのですが、コーシャ食品というものがあります。
 説明によると「コーシャ」はヘブライ語の、ユダヤ教の食事法に関連して、適合または適切を意味するもものです。コーシャ食品は食べることが許可されており、追加の食品の製造の材料として使用することができます。
 基本法は聖書に由来しています (レビ記 11 章と申命記 17 章)。何千年もの間、ラビの学者たちはこれらの法則を解釈し、現代の状況に適用してきました。
 肉:律法では、コーシャ哺乳類とは反芻動物であり、偶蹄類であると述べられています。以下の動物種は、コーシャであると考えられています: アダックス、アンテロープ、バイソン、牛、鹿、ガゼル、キリン、ヤギ、アイベックス、羊。
 家禽:禁止されている24種の家禽が列挙 されており、他のすべての鳥はコーシャであると考えられています。米国では、鶏肉、七面鳥、アヒル、ガチョウだけです。
 魚:律法は、魚にはヒレと鱗がなければなりません。貝類はすべて禁止です。
 魚と肉を一緒に食べることはできませんが、たとえ同じ食事であっても、一連のコースとして食べることはできます。一緒に食べるのを避けるために、同じ皿やカトラリーを使用しないでください。さらに、口の中の残留物を浄化するために、固形物を食べ、その間に水または 飲み物を飲む必要があります。
 すべての加工食品と同様、魚の加工品や燻製品には信頼できるラビの監督が必要です。
食肉および鶏肉の加工
 シェチタ (屠殺):シェチタとして知られる所定の方法で屠殺することが求められています。動物の気管と食道は、かみそりのように鋭く、完全に滑らかな特別な刃で切断され、動物は痛みを伴わずに即死します。訓練を受けたコーシャ屠殺者 (ショシェ) のみが、その信心深さと専門知識がラビ当局によって証明されており、コーシャ食用に動物を屠殺する資格を有します。
 などなど、口に入る様々な食材、調理品の全てについて規定があり、素材から製造、運送業者、そして個人が食品を温める場合の規定も含まれています。日本の有機認証制度には多くの農薬の使用が認められているなど、諸外国のオーガニック商品と比べると劣るので、より高いレベルの安全を求める人には参考になりそうです。(中)

 

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